北海道農業研究センター

乳牛飼養グループ

乳牛飼養グループでは、北海道ならではの自給飼料を高度に利用した牛乳生産を進めるため、スマート牛群管理技術の開発や飼料から牛乳まで一貫した品質向上に取り組んでおり、乳牛飼養と乳生産技術の向上、飼料や飼養環境により変化する牛乳の品質評価、さらに乳牛の行動解析や酪農家の経営改善に関する研究を行っています。

AIによる画像からのウシの自動検出

AI・家畜センシングを活用したスマート牛群管理技術の構築

乳牛個体ごとの授精適期や疾病予測を、日々の乳量および遺伝情報データを活用して行うシステムの構築、普及、経営評価を行っています。また、酪農経営の大規模化に伴う管理技術の効率化のため、機械学習を利用した画像解析による乳牛の個体識別・追跡・行動予測システムの開発にも取り組んでいます。

特徴ある牛乳のバリューチェーンの構築に向けた自給飼料利用・健全飼養技術の開発

飼養環境と牛の健全性とは牛乳の品質(おいしさ)に密接に関連しています。地域の特徴を活かした自給飼料の利用や放牧地での乳牛の行動解析と、牛乳の香りや脂質といった風味に関わる成分の精密な分析データとを結びつける研究を行い、高品質な牛乳・乳製品の安定生産とこれら研究成果の普及に取り組んでいます。

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