品種詳細

ちほみのり環1号

「ちほみのり環1号」は、寒冷地中部では出穂期および成熟期が"かなり早"に属する粳種である。「コシヒカリ環1 号」由来のカドミウム低吸収性遺伝子osnramp5-2を保有し、「ちほみのり」と同程度の多収で良食味である。

主要特性

  1. 標肥移植栽培における出穂期、成熟期は、「ちほみのり」と同程度で、"かなり早"である。
  2. 耐倒伏性は「ちほみのり」と同程度の"強"である。
  3. カドミウム低吸収性を有する。
  4. 「ちほみのり」並の多収で、炊飯米の食味は「ちほみのり」と同程度の"上中"である。
  5. 葉いもち圃場抵抗性は"強"、穂いもち圃場抵抗性は"やや強"である。
  6. 白葉枯病抵抗性は「ちほみのり」と同じ"やや弱"、縞葉枯病には"罹病性"である。
  7. 障害型耐冷性、高温登熟性は「ちほみのり」と同じ"中"である。
  8. 穂発芽性は「ちほみのり」と同じ"やや易"である。

栽培適地

東北地域以南

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
36284
(2022年5月25日)
2022年9月 8日

交配組み合わせ 旧系統名
ちほみのり///コシヒカリ環1号/奥羽416号//2*ちほみのり 奥羽IL4号