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食糧−環境インテリジェンスのための衛星情報・空間情報の先進的利用
に関する MARCO 国際ワークショップ
International Workshop on Advanced Use of Satellite- and Geo-Information
for Agricultural and Environmental Intelligence
—In association with MARCO—

(2011年3月2日-4日 つくば)

3月2日から4日まで、つくば国際会議場(つくば市) において、食糧−環境インテリジェンスのための衛星情報・空間情報の先進的利用に関する MARCO 国際ワークショップ (International Workshop on Advanced Use of Satellite- and Geo-Information for Agricultural and Environmental Intelligence —In association with MARCO—) が開催されます。

食糧生産問題と環境問題は、特に東アジア/東南アジア各国においては相互に密接に関係しており、大きな時間・空間変動を伴う生態系問題としてとらえる必要があります。近年、アジア諸国も含め各国で多数の地球観測衛星が打ち上げられ、あるいは計画されており、搭載されるセンサの高性能化と多機能化が進んでいます。一方、地形情報や気象情報、さらには土壌・植生情報など食糧生産生態系に関する空間情報のデータ整備と処理技術も、着実に進歩をとげています。

このような背景のもと、 本ワークショップでは、食糧−環境にかかわる多様なスケールにおける意思決定を支える空間情報の整備と高度利用に向けたモンスーンアジア各国の情報交換と課題整理、今後のデータ共有や連携態勢の推進を目的とします。

開催期日: 2011年3月2日(水曜日) 〜 4日(金曜日)

開催場所: つくば国際会議場(エポカルつくば) 202会議室
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2−20−3
電話: 029-861-0001 FAX: 029-861-1209

主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所

共催: 米国ミシガン州立大学地球変動観測監視研究センター

後援: 日本リモートセンシング学会(問題生態系計測研究会)ほか予定

使用言語: 英語 (同時通訳等はありません)

参加: 参加費無料
参加ご希望の方は、事前登録 をお願いします。当日参加も可能です。
レセプション(懇親会(参加費用 5千円))、エクスカーション(現地見学)への参加をご希望の方は、必ず2月14日(月曜日)までに事前登録をお願いします。希望者多数の際は先着順とさせていただくことがありますのでご了承ください。

leaflet image
Leaflet(cover) of International Workshop
(PDF file 0.7 MB)

プログラム概要  (最新版プログラム (PDF))

3月2日(水曜日)

 9:30 開会挨拶

農業環境技術研究所 理事長

 9:45 セッション1 作物生産、生態系管理、環境施策を支える空間情報

○ 食糧−環境インテリジェンスのための衛星および空間情報

井上 吉雄 (農業環境技術研究所)

○ EU における農業と環境研究と施策のための空間情報の統合的利用

Erling Andersen (University of Copenhagen, Denmark)

○ 地球環境問題における利用に向けた衛星データの生成

建石隆太郎 (千葉大学)

○ 生態系監視における衛星データの活用

Jiaguo Qi (Michigan State University, USA)

13:00 セッション2 モンスーンアジアにおける農業および生態系問題のための空間情報

○ 日本の衛星データによる農業および生態系問題のための空間情報生成

高橋 陪夫(宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター)

○ 中国における農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Ouyang Zhiyun (Research Center for Eco-environmental Sciences, CAS, China)

○ マレーシアにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Mastura Mahmud (Earth Observation Centre, Kebangsaan University, Malaysia)

○ 台湾における農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Yuan Shen (National Chung Hsing University, Taiwan)

○ インドネシアにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Wahyunto (Center for Agricultural Land Resources Research and Development, Indonesia)

○ タイにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Charlie Navanugraha (Environment & Resource Studies, Mahasarakham Univ ., Thailand)

○ フィリピンにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Rodelio Bello Carating (Bureau of Soils and Water Management, Philippines)

(3月2日夕方にレセプションを予定)

3月3日(木曜日)

 9:00 セッション2 (続き)

○ ベトナムにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Mai Van Trinh (Inst. for Agricultural Environment, Vietnam)

○ 韓国における農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Suk Young Hong (NAAS, RDA, Korea)

○ ラオスにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Thavone Inthavong (Agriculture and Forestry Policy Research Center, NAFRI, Laos)

○ ミャンマーにおける農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Zaw Naing (Myanmar Credent Technology, Myanmar)

○ バングラデシュ農業および生態系問題のための空間情報の研究事例と課題

Giashuddin Miah (Bangabandhu Sheikh Mujibur Rahman Agric. Univ., Bangladesh)

13:00 セッション3 地球観測衛星データと空間情報の高度利用にむけて

○ 高頻度観測衛星データによる農業情報の収集

Kees de Bie(ITC, University of Twente, Netherland)

○ 衛星データによる農業および生態系監視手法

坂本 利弘 (農業環境技術研究所)

○ 日本の農業環境情報インベントリーについて

神山 和則 (農業環境技術研究所)

○ 農業環境計画のための空間情報の利用

David Sprague (農業環境技術研究所)

○ 食糧−環境問題への応用に向けたオープンソース空間情報資源の活用

古橋 大地 (OSGeo 財団日本支部/マップコンシェルジュ(株))

16:00 総合討論
アジアにおける空間情報の共有、高度利用のためのコンソーシアム形成に向けて

17:00 閉会

3月4日(金曜日)

現地見学 (予定:JAXA、国土地理院)

問合せ先:
農業環境技術研究所 生態系計測研究領域 井上吉雄、三輪哲久
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
電話: 029-838-8220  Fax: 029-838-8199
電子メール(開催事務局): ws_aei@niaes.affrc.go.jp

参加登録ページ:

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