特許詳細
DNA計測用基板の作製方法
目的
基板上に溶媒に可溶なポリマーまたはπ共役結合を有するポリマーの被膜を形成することにより、基板表面でのDNAの吸着性や伸張性を高めて、効率よく計測対象のDNAを伸張・整列可能とする。
構成
基板2上に、溶媒に可溶なポリマーまたはπ共役結合を有するポリマーの被膜4を形成させる。そして、この被膜4上にDNA溶液5を滴下し、滴下したDNA溶液5を被膜4上に広げる。溶媒に可溶なポリマーの場合、溶媒に溶かすことによりポリマーに流動性を付与できるので、基板2上に高度に平坦な表面を作り出すことができる。溶媒に可溶なポリマーとしては、例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。π共役結合を有するポリマーはDNAに対する特異的な相互作用があり、DNAの固定が期待できる。π共役結合を有するポリマーとしては、例えば、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフエン等が挙げられる。
出願日 | 出願番号 | 公開日 | 公開番号 | 登録日 | 登録番号 |
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2001年7月26日 | 2001-225410 | 2003年2月13日 | 2003-043036 | 2004年4月30日 | 3548803 |
出願人 | |||||
機構内発明者 | |||||
乙部 和紀、中尾 秀信 |