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農研機構 農業環境技術公開セミナー in 茨城 「水利用を介して拡散する水生外来生物の現状と対策」

情報公開日:2021年1月22日 (金曜日)

開催日時

令和3年2月26日(金曜日) 13時~17時

開催場所

オンライン配信 (農研機構農業環境変動研究センター大会議室よりライブ中継)

主催

農研機構 農業環境変動研究センター / 農村工学研究部門
茨城県 県民生活環境部

後援

農林水産省、 公益社団法人農業農村工学会、 日本ベントス学会

対象範囲

侵略的外来種の研究や防除に携わる行政機関、学術研究機関、教育機関、生産者、生産者団体、学生、侵略的外来種問題に関心のある一般市民

開催趣旨

現在、農地の集積や集約による生産現場の強化が進められています。一方で、貿易量の増大に伴って、農業生産現場への外来生物の非意図的侵入と拡散リスクが高まっています。

茨城県には日本で二番目に大きな湖である霞ヶ浦があり、水利に恵まれた環境から国内有数の農業生産県となっています。近年、水利施設におけるカワヒバリガイなどの水生外来生物に起因する通水障害や水利用を介した分布拡大が顕在化し、その対策技術の開発が喫緊の課題となっています。地域における水利用は生活用、農業用、工業用と多岐にわたるため、それぞれの管理主体間で水生外来生物の分布実態や対策に関する最新情報を共有することが大切です。

このセミナーでは外来生物の生態特性の解明や分布拡大防止技術の開発を進める農研機構と、現場における防除や対策の企画立案を進める茨城県が協働して、関連情報を共有するとともに、効果的な対策や管理のあり方について、関係するみなさまと共に議論します。

プログラム (要旨集 [PDF:5.6MB])

開会挨拶 (13:00-13:10)
農研機構 農業環境変動研究センター 所長 渡邊 朋也
口頭発表 (13:10-15:50)
趣旨説明: 農業と外来生物
農研機構 農業環境変動研究センター 吉村 泰幸
農業農村整備分野における外来生物対策の取り組み
農林水産省 農村振興局鳥獣対策・農村環境課 樺元 淳一
茨城県の外来種対策
茨城県 県民生活環境部自然環境課生物多様性センター 山根 爽一
生態的特徴に基づくカワヒバリガイの防除の考え方
滋賀県立琵琶湖博物館 中井 克樹
霞ヶ浦用水事業におけるカワヒバリガイの被害状況とリスク管理
霞ヶ浦用水土地改良区 管理課 横島 友和
水利施設の管理でカワヒバリガイを減らす工夫: 見つける・水を抜く・監視する
農研機構 農業環境変動研究センター 伊藤 健二
除去したカワヒバリガイの干出し効率化を目指して
農研機構 農村工学研究部門 竹村 武士
薬剤等によるカワヒバリガイの駆除・被害抑制技術の開発
一般財団法人電力中央研究所・環境科学研究所 小林 卓也
パネルディスカッション (15:55-16:50)
進行: 農研機構 農業環境変動研究センター 芝池 博幸
コメンテーター: 国立環境研究所 西廣 淳
閉会挨拶 (16:50-17:00)
茨城県 県民生活環境部次長 栗田 茂樹

参加費

参加無料

参加申込

参加される方のお名前、メールアドレス、ご職業・所属、ご住所を、参加登録ページ (外部ページ) からお知らせください。

お知らせいただいた個人情報は、このセミナーに関すること以外には利用しません。

開催事務局・問い合わせ先

農研機構 農業環境変動研究センター 研究推進室
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
メール:gairai_seminar@ml.affrc.go.jp