開催趣旨
現在~2050年の世界は、フードロス削減や、先進国と発展途上国間の食料需給のアンバランス、食によるQoL向上などの多くの食の問題を抱えています。ムーンショット型農林水産研究開発事業 : ムーンショット目標5「2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出」のプロジェクトの1つとして、研究課題「フードロス削減とQoL向上を同時に実現する革新的な食ソリューションの開発」では、食のデジタル化と3D-AIシェフマシンにより実現可能となる「革新的な食ソリューション」を新たに構築し、食の問題を完全解決するシナリオを提案しています。この実現に向けて、食材デジタル化技術とフードカートリッジ化、食感・おいしさのデジタル評価技術、新たな3D-AIシェフマシン、それらを統合させたおいしさ統合データベース等の開発を予定しています。さらに各種機関に協力いただき食品テクスチャーに関するデータベースの蓄積や食テクスチャーデータベース活用を推進したいと考えています。本シンポジウムでは、食材、食感、食品テクスチャー、3Dフードプリンティング、データベース化、AI等をキーワードに、革新的な食ソリューションの実現に向けた研究の一端を紹介します。
また、国際セミナー(International Seminar on 3D Food Printing Technology)では食のデジタル化、パーソナル化のキーデバイスとして注目されている3Dフードプリンターについて、海外の研究者から開発の現状をご紹介いただきます。
開催日時
2021年9月10日(金曜日) 14時~19時
開催方法
オンライン開催(Zoom)
主催
ムーンショット型農林水産研究開発事業「AIシェフマシン産業創生コンソーシアム」
共催
生物系特定産業技術研究支援センター
参加費
無料
参加申し込み
下記URLからお申し込みください。受付後、受付確認メールをお送りします。
申込締切 : 2021年8月30日(月曜日)(定員200名に達し次第、締め切ります)
お問合せ
AIシェフマシン産業創生コンソーシアム事務局
food-moonshot"@"un.tsukuba.ac.jp ("@"を@に変えてください)
開催内容
オンラインシンポジウム『食の未来を見据えた3Dプリント・パーソナル食品』(言語は日本語) | |
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14時00分 | 開会挨拶千葉 一裕(プログラムディレクター/東京農工大学学長) 挨拶久間 和生(農研機構理事長) |
14時10分 | 中嶋 光敏(プロジェクトマネージャー/筑波大学)"プロジェクトの概要" |
14時20分 | 石川 伸一(宮城大学)"「食」の未来" |
14時50分 | 古川 英光 (山形大学)"3Dフードプリンターによる高付加価値と持続性の創造" |
15時20分~15時30分 | 休憩 |
15時30分 | 神成 淳司(慶應義塾大学)"データに基づく食感の創造" |
16時00分 | 岡留 博司(農研機構食品研究部門)"食材の粉粒体化と特性解析" |
16時20分 | 日下部 裕子(農研機構食品研究部門)"食のおいしさと感覚" |
16時40分 | 閉会挨拶保科 太志(生物系特定産業技術研究支援センター所長) |
16時45分 | 終了 |
International Seminar on 3D Food Printing Technology (言語は英語、通訳なし) | |
17:00 | Opening Remarks, Dr. Mayumi Ohnishi-Kameyama, NARO |
17:05 | Project Overview, Project Manager, Prof. Mitsutoshi Nakajima, Univ Tsukuba |
17:25 | Prof. Hyun Jin Park, Korea Univ, "Meat Analog Using Coaxial Extrusion 3D Food Printing" |
17:50 | Dr. Lu Zhang, Wageningen Univ, "3D Printing of Cereal Based Food Structure" |
18:15 | Prof. Anson Ma, Univ Connecticut, "Binder Jet 3D Printing of Food and Pharmaceutical Products" |
18:40 | General Discussion |
19:00 | Closing Remarks, Prof. Mitsutoshi Nakajima |
※講演等の変更の可能性がありますこと予めご了承ください。