農業者・農業組織のホームページ評価手法


[要約]

農業者・農業組織のホームページを改良するため、チェックリストを作成し、各項目の重要性評価から算出した係数によって、複数の組織に対応できる汎用性の高いホームページの評価手法を開発した。

[キーワード] 評価手法、ホームページ、チェックリスト
[担当] 愛知農総試・企画情報部・情報処理研究室
[連絡先] 0561-62-0085
[区分] 関東東海北陸農業・農業情報研究
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]

現在、農業者・農業組織(研究機関、普及センター、農協等)において(以下農業組織等という)、ホームページを閲覧者の立場から魅力があり、役立つ情報が提供できるように改良することが重要な課題になっている。ホームページの改良には指標となる評価が必要である。しかし、ホームページの評価に関する研究は、主に企業におけるホームページの活用方法の分析や教育上有益なホームページを審査することを目的としたものであり、いまだ農業組織等のホームページの改良に応用できる評価研究の成果は報告されていない。そこで、農業組織等のホームページを改良するため、組織毎に最適な配点を評価に組み入れ、個々の組織のホームページ改良の方向が明確にできる評価手法を開発した。

[成果の内容・特徴]

  1. 手法の概要
    チェックリストの項目にしたがってホームページの評価点をつける。係数と評価点から項目得点を算出する。そして、項目得点を合計して総合点数(最高100点)を算出する。さらに、評価カテゴリー毎の得点率を基にAからEの5段階のランク付けを行う。
  2. チェックリスト項目の作成
    チェックリストとして、ホームページを開設する農業組織等の公開目的と合致するとともに、閲覧者の立場から魅力があり、役立つ情報提供かどうかを評価するために必要な50項目を選定し、8つのカテゴリーに分類した(表1左)。
  3. 係数の算出
    組織毎にチェックリスト項目の重要性評価値(0から4の5段階)をつける。次に係数を、係数=重要性評価値÷重要性評価値の平均×補正係数0.4の式から算出する(表1右注1)。この係数によって農業組織等に最適な項目の重みづけが設定できる。
  4. 項目の評価方法
    評価対象となるホームページの内容について、チェックリスト項目にしたがって評価点をつける。評価点は評価が量的判断を求める項目で1から5点の5段階、質的判断を求める項目で1点と5点の2段階とする(注2注3)。
  5. 項目得点合計及びカテゴリーのランク付けの決定(表2
    項目得点合計は係数と評価点の積(項目得点)を総合計して算出する(注4)。カテゴリーのランク付けは、カテゴリー毎に項目得点を集計し、得点率を基に決定する(注5)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 評価のフレームワークを統一することで、同一サイトの変化を継時的に評価できる。
  2. 手法は人数の制約なく活用できるが、複数人で重要性評価値を検討し、評価点に平均値を用いることで、個人の価値観による偏向をより小さくすることができる。

[具体的データ]

[その他]

研究課題名

双方向農業情報支援システムの開発

予算区分

県単

研究期間

2001~2003年度

研究担当者

上野直人、古井正司


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