六条大麦の登熟期における穀粒変化と適期収穫チャートの作成


[要約]

登熟期の穀粒の水分含量および外観品質の変化を明らかにするとともに、立毛状況の変化を加え「六条大麦適期収穫チャート」を作成した。これにより、六条大麦生産のためのコンバイン収穫適期が簡易に判定できる。

[キーワード] 六条大麦、チャート、適期収穫、コンバイン、高品質
[担当] 茨城県農総セ農研・作物研究室
[連絡先] 029-239-7211
[区分] 関東東海北陸農業・関東東海・水田畑作物
[分類] 技術・普及

[背景・ねらい]

高品質六条大麦生産のためには適期収穫が重要である。そこで、登熟期における穀粒変化を明らかにし、簡易な収穫適期判定が可能となる生産現場で活用できる適期収穫チャートを作成する。

[成果の内容・特徴]

  1. 含水率は45~40%程度に低下した以後、さらに加速して低下する(図1)。
  2. 千粒重の増加は、成熟期前約4日までは大きく、それ以後はゆるやかになる(図1)。
  3. 整粒歩合(2.0mm目篩調製)は、成熟期前4~6日程度まで急激に上昇し、以後緩慢に増加する。
  4. 外観品質および検査等級は、成熟期後約3~8日が最も優れ、それ以降はやや悪くなる傾向にある。ただし、降雨の影響が少ない場合は、成熟期後10日程度までは上位等級を維持する。
  5. 以上をもとに、生産現場において収穫適期を容易に判断できる「六条大麦適期収穫チャート」を作成した(図3)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 本チャートはマサカドムギで作成した。
  2. 栽培条件、降雨、強制登熟等により、立毛の外観と穀粒状態が必ずしも一致しない場合があるので、収穫適期の判定にあたっては、立毛状況、穀粒等から総合的に判断する。

[具体的データ]


    図3 「六条大麦適期収穫チャート」(抜粋)

[その他]

研究課題名 :茨城県における麦類有望系統の高品質安定生産技術の確立
  六条大麦の収穫適期解明
予算区分 :国補
研究期間 :1998~1999年度
担当研究者 :小山田一郎、須賀立夫、中川悦男
発表論文等 :なし

目次へ戻る