[要約]
出穂期窒素追肥による小麦子実タンパク質含有率の上昇効果には土壌間差が認められる。追肥窒素1 kg/10a当たりの上昇量(%)は、典型淡色黒ボク土:0.07、細粒質普通灰色低地土:0.12、多腐植質厚層黒ボク土:0.19、細粒質台地黄色土:0.37である。上昇量の土壌間差は、出穂期の小麦地上部窒素含有量の影響を受けている。
| [キーワード] | 小麦、子実タンパク、出穂期、地上部窒素含有量、窒素追肥、土壌間差 |
| [担当] | 中央農研・土壌肥料部・土壌管理研究室 |
| [連絡先] | 0298-38-8827 |
| [区分] | 関東東海北陸農業・関東東海・土壌肥料 |
| [分類] | 技術・参考 |
[背景・ねらい]
国産小麦の用途の大半はうどん用であり、製粉業界からは原粒子実タンパク質含有率(以下、タンパクと略)をうどんに適した10~11%の範囲に収めることが望まれている。既往の研究では、タンパクの制御には出穂期前後の窒素(N)追肥が有効で、灰色低地土転換畑では10a当たり1 kgのN追肥によりタンパクが0.4~0.6 % 程度上昇することが認められている。しかし、この効果の土壌間差は明らかでない。そこで、麦緊急開発プロジェクトで育成された関東・東海向けの新品種「あやひかり」を供試して、出穂期のN追肥によるタンパク上昇効果を同一気象条件のもとで土壌の種類別に明らかにするとともに、上昇効果の土壌間差に影響する要因を推察する。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]



[その他]
| 研究課題名 | :新形質小麦の生育・品質の土壌型別制御技術の開発 |
| 予算区分 | :麦緊急開発・21世紀プロ1系 |
| 研究期間 | :1999~2001年度 |
| 研究担当者 | :中辻敏朗、西尾 隆、伊藤純雄 |
| 発表論文等 | :なし |