大豆「エンレイ」の子実水分および子実表面の色調から判断した収穫適期
[要約]
大豆「エンレイ」の高品質化に重要な収穫適期は、子実の水分、子実表面の色調、莢と子実の状態を判断基準にして、子実水分が20%より低くなった時点から約10日間である。
| [キーワード] |
大豆、エンレイ、品質、子実表面の色調、収穫適期 |
| [担当] |
富山農技セ・農業試験場・機械営農課 |
| [連絡先] |
076-429-5280 |
| [区分] |
関東東海北陸農業・北陸・水田畑作物 |
| [分類] |
技術・普及 |
[背景・ねらい]
煮豆用大豆としての「エンレイ」の子実表面の色調は、黄色味の強いものがよいとされ、白っぽくなると実需者からの評価が下がる。そこで、成熟期前後の子実水分と莢および子実表面の色調の変化を調査し、収穫適期を明らかにする。
[成果の内容・特徴]
- 子実水分が20%より低くなる時点(以後、収穫可能時期と記す)から約10日間は降雨の有無に関わらず子実水分が低下するが、この時期を過ぎると降雨によって子実水分が上がり、晴天によって子実水分が下がる(図1)。
- 子実表面の色調を見ると、収穫可能時期から10日間を過ぎると、黄色味を示すb*値の低い子実の割合が多くなる(図2)。
- 収穫可能時期から10日間を過ぎると、莢の表面に黒斑が見られるようになる。(図3)。
- 子実の状態は収穫可能時期から10日間を過ぎると、黄色味が弱まり白っぽくなる。また、これに伴ってしわ粒や腐敗粒等が増加し、整粒歩合も低くなる(図2、3)。
- 以上より収穫適期は子実水分が20%より低くなった時点から約10日間である。
[成果の活用面・留意点]
- 大豆「エンレイ」の適期収穫による品質低下防止技術として適用できる。
- コンバイン収穫は、汚損粒の発生防止のため現行のとおり茎水分60%以下で行う。
[具体的データ]



[その他]
| 研究課題名 |
:高品質大豆安定多収生産技術実証試験 |
| 予算区分 |
:県単 |
| 研究期間 |
:2000年度~2001年度 |
| 研究担当者 |
:鍋島弘明、野村幹雄 |
| 発表論文等 |
:なし |
目次へ戻る