「こしいぶき」のDNA分析による品種識別


[要約]

DNA分析で水稲新品種「こしいぶき」と主な水稲の品種とを識別できる。分析に要する日数は3日間である。

[キーワード] DNA分析、こしいぶき、品種識別
[担当] 新潟農総研・アグリ・フーズバイオ研究部
[連絡先] 0258-35-0047
[区分] 関東東海北陸農業・北陸・生物工学
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]

農業現場では品種の不正表示が以前から問題になっている。しかし外観の特徴から水稲品種を確実に識別する方法がないため、決定的な解決方法がなかった。水稲新品種「こしいぶき」においてもこれらの問題が生じる可能性がある。そこで、「こしいぶき」と他の普及品種を確実に区別するために、DNA分析を用いた品種識別法を確立し、不正表示を防止する。

[成果の内容・特徴]

  1. 試料は稲体からCTAB法で抽出した全DNA30ngを用いる。
  2. 品種識別はオペロン社製ランダムプライマーC9及びD3を用いたPCRにより行う。
  3. PCR条件は94℃10分→94℃1分,36℃1分,72℃2分(45サイクル)→72℃10分である。
  4. 「こしいぶき」とコシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち等主要品種の識別ができる()。
  5. 分析に要する日数はDNAの取り出しに2日、DNAの増幅に1日、合計3日である。

[成果の活用面・留意点]

  1. 分析にはPCR装置が必要である。
  2. 産地の推定はできない。
  3. 「こしいぶき」以外の普及品種の識別はできない。

[具体的データ]

[その他]

研究課題名 :品質安定生産出荷体制整備事業
予算区分 :県単事業
研究期間 :1999~2000年度
研究担当者 :橋本憲明、大源正明
発表論文等 :なし

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