低CP飼料を産卵後期に給与しても産卵数及び卵質に影響しない


[要約]
8銘柄の採卵鶏に対し、産卵後期に低CP(15%前後)飼料給与しても、産卵性や鶏卵品質に影響は見られない。

[キーワード]家禽、ニワトリ、卵用鶏、低CP飼料、鶏卵品質

[担当]群馬畜試・鶏飼養技術グループ
[連絡先]電話027-288-2222
[区分]関東東海北陸農業・畜産草地(中小家畜)
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
 採卵鶏に対する低CP飼料(CP15%程度)の給与は、産卵後期の大卵を抑制する等の、卵重のコントロールや、鶏糞中の窒素含量の低減が期待でき、また、安価な飼料給与による経費節減に有効である。
 しかし、実際には生産者は低CP飼料に対し、生産性や鶏卵品質の低下等の、懸念を持っているのが現状である。特にハウユニットや、最近加工向け卵の品質管理に用いられているBrix値(屈折率によるBrix糖度)に対する、低CP飼料の影響が懸念されている。
 そこで、CP15%前後の4水準の飼料を県内に流通している8銘柄の採卵鶏に給与して、産卵後期における産卵性や鶏卵品質に及ぼす影響について調査する。

[成果の内容・特徴]
1. 産卵個数を減らさず、卵重を小さくできる(表1)。
2. 卵重が小さくなたことで、規格卵の割合が向上する(表1)。
3. ハウユニットやBrix値に差は認められず、鶏卵品質の低下は認められない(表2)。
4. 飼料費が節減され、粗収益の向上が期待できる(表2)。
5. CPレベルを14%程度まで下げることが可能。

[成果の活用面・留意点]
1. 511~570日齢の成績である。
2. 給餌スペースを十分取るなど、均一な飼料摂取ができるようにする。


[具体的データ]


[その他]
研究課題名:養鶏における栄養摂取調整を中心とした効率生産技術の研究
予算区分:県単
研究期間:2003~2005年
研究担当者:後藤美津夫、今井泰四郎

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