低タンパク質飼料による肉用鶏の敷料の水分含量低減


[要約]
肉用鶏の後期飼料中のタンパク質水準を16.1%にし、メチオニンを0.2%添加して給与すると、敷料の水分含量が低減できる。

[キーワード]肉用鶏、低タンパク飼料、メチオニン、敷料水分、腹腔内脂肪

[担当]静岡中小試・飼養技術研究室、
[連絡先]電話0537-35-2291
[区分]関東東海北陸農業・畜産草地 (中小家畜)
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 肉用鶏の排泄する水分を低下させることは、アンモニアの発生量を抑制するため舎内環境の改善に深く関与する。同時にふんの取り扱いを軽減することに直結し、管理面からも重要である。そこで、低タンパク質飼料を給与することで、敷料の水分含量を低くすることを試みる。併せて低タンパク質飼料給与による腹腔内脂肪量増加をメチオニン添加で抑制することを試みる。

[成果の内容・特徴]
1. 市販の肉用鶏後期飼料のみを給与する対照区、飼料中タンパク質水準が16.1%の飼料(低タンパク区と略)、この飼料中にメチオニンを0.2%添加する区(低+M0.2%区と略)、の3区を設ける(表1)。これらの飼料を2004年6月22日餌付け市販肉用鶏コマーシャル雌ヒナ各区30羽3反復計270羽を用いて4週から7週まで給与する。
2. 敷料中の水分含量は対照区、低タンパク区、低+M0.2%区の順に低下し、低タンパク区、低+M0.2%区は対照区より有意に低減する(図1)。
3. 生体重に対する腹腔脂肪割合は低タンパク区で対照区に比較して増加するが、低+M0.2%区では対照区に比較して減少する傾向が見られる(図2)。

[成果の活用面・留意点]
 肉用鶏の敷料中の水分含量低減に効果的である。


[具体的データ]


[その他]
研究課題名:夏季の鶏ふん水分抑制技術
予算区分:県単
研究期間:2004~2006年度
研究担当者:池谷守司

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