「白干梅整列板」利用によるウメの天日干し作業の省力化法
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| [要約] |
天日干し作業に「白干梅整列板」を用いると、従来の手並べ法に比べて半分の時間で作業でき、セイロ内での果実の接触率が減少して品質向上とともに、作業の省力化を図ることができる。 |
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[キーワード]ウメ、白干梅、省力化、天日干し |
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[担当]福井園試・ウメ研究グループ
[代表連絡先]電話:0770-32-0009
[区分]関東東海北陸農業・果樹
[分類]技術・参考 |
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| [背景・ねらい] |
天日干しにかかる作業の大部分は手作業によるものであり、これまで省力化はほとんど進んでいない。塩漬け加工後のウメ果実を天日干しする際に、セイロにセットして果実の整列を図る「白干梅整列板」を試作し、その実用性を検討する。 |
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[成果の内容・特徴] |
| 1. |
試験に用いた整列板は、セイロの内寸に合わせて12㎜厚の合板を58㎝×58㎝に切断し、各果実サイズに適合した直径の穴を多数開けた上で、FRP塗装を施し耐久性を高めた。また、外周から数㎝のところに持ち手金具を取り付け、取扱いを容易にした。果実サイズごとの配置可能な穴数は表1のとおりである。 |
| 2. |
整列板の使用方法として、セイロの内側に整列板をはめ込み、その上から果実を投入し、水洗いしながらセイロ全体に果実を広げる。次に、各穴に1個ずつ果実を配置した上で、果実の接触を減らすために、もう一度セイロを水中に軽く沈めて果実を穴の中央に落ち着かせる。そのまま干し場へ運搬し、慎重に整列板をセイロから引き抜く(図1)。 |
| 3. |
整列板を用いると、手並べ法に比べて5~15%程度入り数が減少するが、果実同士の接触率は手並べ法の半分以下に減少し、干しムラの発生防止につながる(表2)。 |
| 4. |
天日干しに要する1サイクルの作業時間は、手並べ法が191秒であったのに対し、整列板法では89秒に短縮され、作業能率が高い。また、ハウス内の作業となる「板抜き・並べ補正」は手並べ法で51秒であったのに対し、整列板法では11秒に大幅短縮され、夏季の高温条件下では負荷軽減につながる(表3)。 |
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[成果の活用面・留意点] |
| 1. |
合板やFRP塗装剤の中には食品衛生の基準を満たさないものがあり、注意を要する。実際の製造現場で塩漬け加工した果実を扱う場合は、食品衛生法に適合した資材で製作された整列板を用いる必要がある。 |
| 2. |
合成樹脂板の中には、食品用のプラスチック資材の業界団体であるポリオレフィン等衛生協議会が定めた基準に適合し「確認証明書」の発行された資材がある。コストはかかるものの安全性や耐久性などを考慮すると、この基準に適合した合成樹脂板を切削加工して整列板を作製することとする。 |
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[具体的データ] |
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| [その他] |
研究課題名:白干梅の省力調製作業技術の開発
予算区分:県単(農林水産業者等提案型共同研究)
研究期間:2008年度
研究担当者:中川文雄、三木康司
発表論文等:実用新案第3152017号として登録(2009年6月24日付け)
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