送風式捕虫機が効果的に利用できるチャノミドリヒメヨコバイの虫数密度の目安
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| [要約] |
送風式捕虫機を使用して実用的な被害防止効果を得るためのチャノミドリヒメヨコバイの虫数密度の目安は、週一回処理の場合にはたたき落とし虫数が9頭以下、週二回処理の場合には17頭以下である。 |
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[キーワード]チャ、送風式捕虫機、チャノミドリヒメヨコバイ、被害防止効果、虫数密度 |
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[担当]岐阜農技セ・作物部
[代表連絡先]電話:058-239-3132
[区分]関東東海北陸農業・茶業
[分類]技術・参考 |
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| [背景・ねらい] |
送風式捕虫機(平成14年度野菜茶業研究成果情報、以下「捕虫機」)は、チャノミドリヒメヨコバイやカンザワハダニに対する防除効果が期待されるが、害虫密度に応じた使用法については明らかになっていない。そこで、チャノミドリヒメヨコバイの被害防止効果の観点から、捕虫機が利用できる虫数密度の目安について検討を行う。 |
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[成果の内容・特徴] |
| 1. |
捕虫機処理は週に一回あるいは二回とし、処理前後でチャノミドリヒメヨコバイの虫数調査を行う。摘採期に枠摘みにより、被害防止率を求める(図1)。 |
| 2. |
たたき落とし虫数が15頭程度までの密度では、捕虫機処理によるチャノミドリヒメヨコバイの除去率は60%以上である(図2)。 |
| 3. |
被害防止率50%を実用の下限と想定した場合、新芽生育期におけるチャノミドリヒメヨコバイの捕虫機処理前虫数が週一回処理では4頭以下の場合、同じく週二回処理では9頭以下の場合に、被害を許容水準以下とすることができる(図3)。 |
| 4. |
対照区虫数と捕虫機処理前虫数には正の相関関係がみられる。捕虫機処理前虫数が4頭以下となるには対照区が9頭以下の場合である。また、捕虫機処理前虫数が9頭以下となるには対照区が17頭以下の場合である(図4)。従って捕虫機の週一回処理の目安はたたき落とし虫数で9頭以下、週二回処理では同じく17頭以下となる。 |
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[成果の活用面・留意点] |
| 1. |
化学合成農薬を使用しない栽培等においてチャノミドリヒメヨコバイに対する捕虫機利用の目安として活用できる。 |
| 2. |
本成果の虫数密度は摘採までの期間の平均値であるため、虫数が大きく変動しないことが前提となる。 |
| 3. |
捕虫機は茶園の1うねを1行程で処理する方式であり、ウォーターアシスト(水滴を含んだ強制風)を装備するものである |
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[具体的データ] |
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| [その他] |
研究課題名:中山間地茶園向けの防除作業機の開発と減農薬防除技術の確立
予算区分:実用技術
研究期間:2007~2009年度
研究担当者:米山誠一、若原浩司、角川修(野菜茶研)、荒木琢也(野菜茶研)、深山大介(野菜茶研)、西野英治(滋賀茶指)、竹若与志一(滋賀茶指)、村井公亮(滋賀茶指)、志和将一(滋賀茶指)、寺田均((株)寺田製作所)、寺田勝二((株)寺田製作所)
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