<平成18年度 新技術セミナー開催要領>
進展するロボット化技術と農業機械の開発・改良
1.趣 旨  近年、工業や医療をはじめとする多くの産業分野では、作業の省力化、高精度化、軽労化、安全性の向上等の観点から、ロボット化技術の導入あるいは応用が進んでいます。
 農業機械の分野でも、既にロボット化技術を応用した自動化が進展していますが、担い手を核とした生産構造への転換を進め、生産性の高い農業生産を行うためには、さらなる農業機械の高精度化、高能率化等を図っていく必要があります。
 特に、農業生産の現場は、栽培される作物が極めて多種多様であること、水田、畑、果樹園等圃場の形態が異なること、年間の稼働時間が限られることから導入コストも一定水準以下にすること、等が求められ、他産業に比して制約が多くなっています。
 このような背景のもとで、今後我が国の農業生産活動を支える農業機械の開発改良を積極的に推進するため、最新のロボット化技術の動向を把握するとともに、生研センター等における自動化・ロボット化関連の研究開発の取組状況を紹介し、今後の農業機械の開発改良研究の方向について議論します。
2.日 時 平成19年3月7日(水) 13:00〜17:00
3.場 所 大宮ソニックシティーホール(小ホール)
 さいたま市桜木町1-7-5(TEL : 048-647-4111)
4.日 程
(1)開会 13:00
(2)挨拶  
@生物系特定産業技術研究支援センター
A 新農業機械実用化促進株式会社
(3)講演  
@ロボット化技術を応用した農業機械の開発戦略 13:15〜
 生研センター   主任研究員 松尾 陽介 氏
生研センターにおけるロボット化技術とその応用に関連する研究開発の取組みと今後の開発戦略について講演。

A ロボット化技術の現状と今後の展望 14:00〜
 東京工業大学大学院理工学科機械宇宙システム専攻
           教授   広瀬 茂男 氏
ヘビ型ロボット、地雷除去ロボットなどの開発を踏まえ、高度化するロ ボット化技術の研究開発の現状や今後の展開について講演。

< 休憩10分 >
BQRIO誕生までの2足歩行技術40年の歩みと将来展望
15:20〜
 〜ソニー株式会社と山口仁一の運動制御特許技術を中心に〜
 ヤマグチロボット研究所 代表 山口 仁一 氏
(4)総合討議 16:20〜
コーディネーター : 生研センター企画部長 行本修氏
講演者に登壇していただき、参加者からの質問・意見をもとにロボット化技術と農業機械の開発改良について討議
(5)閉会 17:00
5.主 催 ・独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
  生物系特定産業技術研究支援センター
・新農業機械実用化促進株式会社
6.参加予定者 農業機械関連企業、農業団体、大学、都道府県関係部局、公立試験研究機関、独立行政法人各試験研究機関、その他
7.参加申込み  別紙出席申込書により、申し込んでください。
    出席申込書 Word版/45K


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