生研センターでは、慣行の薬剤散布装置と同等の作業性能を持ちつつ、ドリフト(農薬飛散)による近隣農地での危被害発生のリスクを軽減する「環境保全型汎用薬液散布装置(ドリフト低減型ブームスプレーヤ)」を開発し、実用化に向けた現地試験を実施しております。
このたび、北海道、群馬県および長野県において、試作散布装置による作業状況をご覧いただくとともに、生産者の方々および行政、普及組織、試験研究機関の方々との実用化に向けた意見交換を行う現地検討会を開催します。
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- 散布装置の概要
1) | 開発した散布装置は、トラクタまたは乗用管理機に搭載する方式で、ドリフト低減型ノズルを標準で装備し、簡単な操作で所定の散布量を過不足なく散布できます。 |
2) | 慣行の散布装置と同じ条件(農薬種類、希釈濃度、10a当たり散布量)で散布作業ができます。 |
3) | 慣行の散布装置と同等以上の能率で作業でき、慣行の散布装置よりもドリフトと作業者被曝を大幅に低減しつつも同程度の防除効果が得られます。 |
4) | 作業履歴情報記録装置を備え、散布開始から終了まで実散布量や作業時刻などの作業履歴情報を自動的に保存します。 |
- 現地検討会の開催
環境保全型汎用薬液散布装置の機能や性能の紹介、散布作業の実演及び意見交換などを行う現地検討会を下記のとおり開催します。参加を希望される方は、下記開催要領をご覧の上、お申し込み下さい。
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