Ⅰ.内 容
我が国の農業・農村を巡る情勢は、食料自給率の低下、農業所得の減少、耕作放棄地の拡大など、厳しい状況に直面していますが、日本の農業の再生を図り、食料自給率向上を目指すためには、米をはじめ、麦、大豆、新規需要米(米粉用米・飼料用米)等の需要に応じた生産力の強化を図り、持続可能な力強い生産基盤を構築していくことが重要です。
また、これらの作物の生産性の向上や生産費の低減を図るためには、低コスト化や高品質化に対応しつつ、平坦地のみならず中山間地などの地域の取組みに対応できる、適応性の高い機械化技術の開発・普及が求められています。
このため、現在全国各地で展開されている米、麦、大豆等の主要農産物に係る精力的な取組みをもとに、今後現場で求められる農業機械化の展望について議論することにします。
Ⅱ.開催日時
平成23年3月9日(水) 13:00〜17:00
Ⅲ.場 所
大宮ソニックシティーホール(小ホール)
(さいたま市大宮区桜木町1-7-5 Tel:048-647-4111)
Ⅳ.新技術セミナー日程
(1) 開会 13:00 |
(2) 挨拶 |
(3) 講演 |
| 1) 食料自給力向上に向けた主要農産物の取組みの現状と対策の概要 |
| | 農林水産省大臣官房審議官 雨宮 宏司 氏
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| 2)各地における主要な取組みと農業機械化の課題
- 中山間地域における集落営農法人の取組みと課題(広島県)
農事組合法人 ファーム・おだ 代表理事組合長 吉弘 昌昭 氏
- 米・大豆の生産・加工・販売の取組みと課題(新潟県)
有限会社 朝日池総合農場 代表 平澤 栄一 氏
- 畜産と結びついた飼料用米生産の取組みと課題(岩手県)
JAいわて花巻 営農推進部長 大村 保 氏
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| < 休憩 > |
| 3)米麦大豆等に係る機械開発の課題と展望 |
| | 生研センター 生産システム研究部長 宮原 佳彦 氏
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(4)パネルディスカッション
コーディネーター:生研センター 生産システム研究部長 宮原 佳彦 氏
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農業の再生を目指した主要農産物の生産拡大のための技術課題と対応方向、
新技術に対する期待等について講演者等を交え意見交換・討議する。
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(5)閉会 17:00 |
Ⅴ.主催
- 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター
- 新農業機械実用化促進株式会社
Ⅴ.参加予定者
農業機械関連企業、農業団体、大学、国・都道府県関係部局、公立試験研究機関、独立行政法人各試験研究機関、その他
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