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田植え作業における直進作業時のハンドル操作を自動化した田植機です。


- (1)田植機の進行方向を検出する航法センサー(地磁気方位センサーなど)、(2)自動直進運転を行うコントローラ、(3)自動直進ボタン・経路修正ボタンなどを配置した操作盤などから構成されている。従来の手動ハンドル操作による運転もできる。
- 自動直進のための目標進行方位は、自動直進運転を行う前に、手動運転時に自動的に記憶設定される。その後は、操作盤の自動直進ボタンを押せば、自動直進運転の実行・解除が随時行われる。
- 自動直進中の横ズレは経路修正ボタンにより容易に修正できる。


- 自動直進中は、ハンドル操作が不要なので、条あわせの運転操作から解放され、田植機の運転が楽になる。
- マーカー跡が見にくい湛水状態でも楽に運転できるので、田植え前に行われる圃場の落水が必要なく、落水による河川・湖沼等への泥水流出を回避できる。
- 植え付け状況の確認や作業部の調整を田植え作業中でも余裕を持って行え、また、苗の補給も作業しながら行える。


日本航空電子工業(株)、井関農機(株)、ヤンマー農機(株)


平成18年度の現地評価試験の成果を踏まえ、実用化を検討する。
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