乳用牛ふんたい肥はK2O/Nにより高カリたい肥を区分できる | ||||||||
| ||||||||
[要約] | ||||||||
乳用牛ふんたい肥では、K2O/N(カリと窒素の比。以下,KN比と定義する)によりカリ含量が高いたい肥を区分できる。KN比≧1.8の乳用牛ふんたい肥は窒素・リン酸に比べカリ含量が高く、化学肥料代替の施肥設計を行うと、たい肥施用量が制限されるため窒素代替率が低い。 | ||||||||
[キーワード]家畜ふん尿、乳用牛ふんたい肥、施肥設計、窒素カリ比 |
||||||||
[担当]茨城畜セ・環境保全研究室 [代表連絡先]電話:0299-43-3333 [区分]関東東海北陸農業・畜産草地(畜産環境) [分類]技術・参考 |
||||||||
| ||||||||
[背景・ねらい] | ||||||||
乳用牛ふんたい肥にはカリ含量の高いものが存在し、連用により塩類が集積するため耕種農家から敬遠されている。一方で、家畜ふんたい肥の成分表示が進み、たい肥情報のデータベース化や施肥設計システムが構築されつつある。しかし、既存のたい肥の品質評価には、「たい肥等有機質資材の品質保全のための推奨基準(全農中央会)」や腐熟度の評価基準等があるが、施肥設計における肥料成分バランスに着目したものではない。たい肥の品質評価にカリ含量に関する項目を導入することで、慣行法で利用できる堆肥を区分できるとともに、高カリ含量のたい肥生産を是正することができる。以上のことより、窒素カリ比(以下KN比と表記)を検討し、高カリ含量の堆肥を区別できる目安を明らかにする。 | ||||||||
[成果の内容・特徴] | ||||||||
| ||||||||
[成果の活用面・留意点] | ||||||||
| ||||||||
| ||||||||
| ||||||||
[その他] | ||||||||
研究課題名:家畜ふんたい肥の利用促進に関する研究 | ||||||||
| ||||||||
目次へ戻る |