- [要約]
- 花壇苗や鉢物生産における用土資材として浄水汚泥を利用する場合、乾燥ペレット化、焼成ペレット化、還元焼成ペレット化することによって混合割合を順次高めることができる。また、同時に発生する砂や有機物堆肥との混合活用も簡易でよい。
大阪府立農林技術センター・栽培部・野菜・花き室
[連絡先]0729-58-6551
[部会名]野菜・花き(花き)
[専 門]資源利用
[対 象]花き類
[分 類]行政
- [背景・ねらい]
- 地域の立地を生かした農業、緑化を推進すると同時に、廃棄物等のリサイクル活用を図る目的で、浄水汚泥を対象とした各種リサイクル加工の方法と、花壇苗や鉢物栽培における用土資材としての利用性を調査する。
[成果の内容・特徴]
- 浄水汚泥の脱水ケーキ破砕物は、潅水すると泥状となって鉢底に蓄積すること、及び用土特性にバラツキがある(表1)ため、10%以下程度の混合率で栽培用土に添加することが望ましい(表2)
- 浄水汚泥の脱水ケーキをペレット化し、150℃で乾燥した成形物は、30~50%以下の割合で栽培用土に混合利用できる(表2)。
- 浄水汚泥の脱水ケーキをペレット化し、960℃で焼成した成形物は、50~70%以下の割合で栽培用土に混合利用できる(表2)。
- 浄水汚泥の脱水ケーキをペレット化し、960℃で還元状態で焼成した成形物は、焼成品と比較して過剰な施肥にも対応できるマイルドな資材で、50~70%の混合割合で栽培利用しやすいものである(表2)。
- これらの浄水汚泥リサイクル品は、砂や山土、田土、堆肥等と混合することによって草花類の栽培用土として利用できるため、浄水場で排出される砂や有機物の堆肥との組合せ活用を推進するのが得策である(表3、4)。
[成果の活用面・留意点]
- 花き類や緑化植物等の育成に限定するのが望ましい。
[その他]
研究課題名:再生有機肥料安定供給推進事業
予算区分 :再生有機肥料安定供給推進事業費
研究期間 :平成6~7年度(平成4~8年度)
研究担当者:大江正温、磯部武志
発表論文等:園芸学会近畿支部講演要旨集、1996.
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