クズ茎葉の急速発酵堆肥化と利用性


[要約]
クズの茎葉は、容易に急速発酵堆肥化が可能で、堆肥は繊維質に富んだ優良な土壌改良効果を有する。また、米ぬかを混合して急速発酵することにより、肥料効果を添加できる。
 大阪府立農林技術センター・栽培部・野菜・花き室
[連絡先]0729-58-6551
[部会名]野菜・花き(花き)
[専 門]資源利用
[対 象]花き類
[分 類]行政

[背景・ねらい]
 山野、道路側、緑地、空き地等で猛威を奮っているクズを、農業や緑化に有効活用する目的で、茎葉を急速発酵堆肥化するとともに、製造した堆肥の草花栽培における利用性を調査する。

[成果の内容・特徴]

  1. クズの茎葉は、24時間急速発酵処理し、以後2週間毎に切り返しを行ないながら養生することによって、3ヵ月間で完熟堆肥が得られる。
  2. クズの堆肥は繊維に富み、単用もしくは他の用土資材と混合することによって草花栽培が可能で、繊維に富んだ優秀な土壌改良資材となる。(表1)
  3. 急速発酵堆肥化時に米ぬかを添加することによって、肥料性を有する土壌改良資材が得られる。(表2)
  4. これらの結果より、クズを肥料や土壌改良資材として有効利用することが可能となり、雑草の活用を推進できることが明らかとなった。

[成果の活用面・留意点]

  1. 山野、道路側、緑地、空き地等のクズを資源として有効活用できる。

[その他]
 研究課題名:再生有機肥料安定供給推進事業
 予算区分 :再生有機肥料安定供給推進事業費
 研究期間 :平成7~8年度(平成4~8年度)
 研究担当者:大江正温、磯部武志
 発表論文等:大農技資586、花きに関する成果報告書「リサイクル堆肥の製造と利用」第8集、15-16、1996.

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