- [要約]
- 茶園の被覆棚に、目合1㎜以下の化学繊維網を全面被覆することによって、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガの密度は減少し、被害を軽減できる。
京都府立茶業研究所・栽培課
[連絡先] 0774-22-5577
[部会名] 茶業
[専 門] 作物害虫
[対 象] 工芸作物類
[分 類] 指導
- [背景・ねらい]
- 玉露、てん茶の覆い下栽培に普及している固定の被覆棚の遊休期間を活用して農薬散布回数の減少を図るため、遮光度の低い目合1㎜以下の化学繊維製の網を全面被覆し、茶樹の主要害虫の発生消長と生育、収量への影響を検討した。
[成果の内容・特徴]
- 夏から秋にかけての生育期に全面被覆することにより、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマの成幼虫密度は低下し、被害は減少する(図1)。
- チャノホソガによる被害巻葉は減少する(図2)。
- 白色網の全面被覆は、生育及び一番茶収量も良好である(表1)。
[成果の活用面・留意点]
- 茶栽培における農薬使用を減らす防除技術として活用できる。
- 被覆によりカンザワハダニ、チャノホコリダニ、コミカンアブラムシの密度は高まるため、農薬など他の手段による防除が必要である。
[その他]
研究課題名:化学繊維網の被覆による防除技術の開発
予算区分 :府単
研究期間 :平成8年度(平成6年~8年)
研究担当者:木崎 孝、工藤康將、上辻久利、荻 安彦、武石雅夫
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