- [要約]
- 病害診断から防除までの幅広い情報を検索できる既存の「有用植物の病害診断・防除総合システム」について、WWWから利用できるシステムを開発する。インターネットに接続されたパソコン等から、農作物の病害についての情報を入手できる。
中国農業試験場・企画連絡室・研究技術情報科
[連絡先]0849-23-4100
[部会名]総合農業・情報研究、近畿中国・総合研究、近畿中国・生産環境
[専 門]情報管理
[対 象]
[分 類]普及
- [背景・ねらい]
- 病害診断から防除までの幅広い情報を検索できるシステムとして、「有用植物の病害診断・防除総合システム」が、平成3年度から5年度にかけて、農業研究センターを中心に開発されている。しかしながら、このデータベースには、一般の利用者が簡単に利用できる手段が用意されていないために、広く利用されるには至っていない。このような問題点を解消するために、「有用植物の病害診断・防除総合システム」をWWWから利用できるシステムを開発し、インターネットを介して、広く一般に提供することを試みる。
[成果の内容・特徴]
- WWW版の「有用植物の病害診断・防除総合システム」では、検索方法として、(1).宿主名,病原名,病名,病原区分による検索、(2).病原の性状による検索、(3).判別植物によるウィルスの検索、(4).キーワードによる検索、を提供している。検索手順の例を図1に示す。また、一般向けに画像を含むデータのみを集めた図鑑モードも用意している。
- WWWからデータベースへのアクセスには、埋め込みSQLによるデータベース検索プログラムをCGI(Common Gateway Interface)から起動する方法を用いている。データベースが置かれているサーバと、利用者のパソコン等との間のデータの受け渡しは、ネットワークを経由し、通常のWWWの動作として行われる。
- WWW版のシステムを試験的に運用したところ、運用上大きな問題は生じなかった。このシステムの平成9年1月現在のURLは、http://ws6.narc.affrc.go.jp/~horyu/(暫定的なURLであり、変更される可能性がある。)である。これまでのところ、アクセス範囲の制限等は行っていないので、インターネットに接続されたパソコン等から、誰でも利用できる。
[成果の活用面・留意点]
- 農作物の病害についての情報を得たい場合に、インターネットに接続されたパソコン等があれば、誰でも、いつでも、どこからでも、必要な情報を入手できる。入手できるデータの種類を表1に示す。平成9年1月現在で、イネ,ムギ,野菜等23品目のデータが利用できる。
[その他]
研究課題名: WWWによるデータベースの活用
予算区分 : 経常
研究期間 : 平成8年度(平成7~9年)
研究担当者: 法隆大輔,鈴木大助(農業研究センター),村上晶子
発表論文等: WWWによる既存データベースの有効利用,1996年度システム農学会秋期研究
発表会,1996. ほか
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