- [要約]
- イネ白葉枯病に対してプロベナゾール粒剤(24%)を育苗箱施用することにより、テクロフタラム粉剤の発病初期の散布と同等の防除効果が得られる。また、テクロフタラム粉剤との体系防除の効果は、同粉剤の2回散布に比較して優れる。
鳥取県農業試験場・環境研究室
[連絡先] 0857-53-0721
[部会名] 生産環境(病害虫)
[専 門] 作物病害
[対 象] 水稲
[分 類] 研究
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[背景・ねらい]
- 近年、鳥取県ではイネ白葉枯病の発生が増加傾向にある。しかし、現在の防除対策では予防剤であるプロベナゾール粒剤(8%)の育苗箱施用および水面施用の防除効果は低く、また、テクロフタラム粉剤を使用する場合も2~3回の適期散布が必要であることから、省力的で効果の高い防除法の確立が強く要望されている。そこで、平成9年度にイネいもち病防除剤として農薬登録されたプロベナゾール粒剤(24%)の育苗箱施用の防除効果について検討する。
[成果の内容・特徴]
- プロベナゾール粒剤(24%)の50g/箱を移植当日に育苗箱施用することにより、テクロフタラム粉剤(4kg/10a)の発病初期の散布を省略できる(表1)。
- 本剤の育苗箱施用の効果は8月上旬までであるので、その後の病勢進展を防ぐにはテクロフタラム粉剤の追加散布が必要である。この体系防除により、テクロフタラム粉剤の2回散布に比較して優る高い防除効果が得られる(表1)。
[成果の活用面・留意点]
- プロベナゾール粒剤(24%)はイネ白葉枯病に対して未登録である。
- イネ白葉枯病の発生は品種間差が大きいので、品種によって防除効果が異なることが予想される。
- 本剤の使用により、葉いもちとの同時防除が可能である。
[その他]
研究課題名 : 新農薬の適用に関する試験
予算区分 : 受託
研究期間 : 平成9年度(昭和46年~ 年)
研究担当者 : 長谷川優
発表論文等 : なし
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