- [要約]
- 従来のマサ土を中心としたパンジーの花壇苗用土を、火山礫風化土である倉吉パミスともみがらに代えることによって、40ポット1トレーの重量が従来の10kg程度から6~8kgまで軽量化できる。
鳥取県園芸試験場・ 環境研究室
[連絡先] 0858-37-4211
[部会名] 生産環境(土壌肥料)
[専 門] 花き
[対 象] 花壇苗
[分 類] 指導
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[背景・ねらい]
- 本県ではパンジーを主体に花壇苗農家が増加し、特に関西における秋冬出し用パンジーのシェアが高くなってきたが、用土はマサ土を中心としており、本県でも他県と同様にポット用土の重いことが市場から指摘されるようになった。そこで運搬などの作業の効率を改善するために用土の軽量化を図る目的で、用土資材の検討を行った。
[成果の内容・特徴]
- 火山礫が風化した黄色土の倉吉パミスはこれまでは利用価値の少ない土であると見なされていた。しかし、倉吉パミスは比較的軽く、保水性もよく、水はけもよいので花壇苗用土として好適な資材である(表1)。
- 用土の資材として、ピートモス、もみがら、倉吉パミス、赤土、バーミキュライトを組み合わせて試験した。用土の資材としては、No.5が乾物重、分枝数、株幅、草丈の点で最も優れているが、No.7、No.8はその次に優れており、価格面でもNo.8、No.7が安い(表2,3)。
- 倉吉パミスを混用したNo.7~No.9はNo.1~No.3と同程度に軽い(表3)。従来、多く使用されていたマサ土主体の40ポット重は10kg程度であり、倉吉パミスを使用した今回の用土は60%、80%詰めで6.1kg、7.9kgと軽量であった。
[成果の活用面・留意点]
この用土でベゴニア、ペチュニア、ビンカにも共通して使用できる。
[その他]
研究課題名 : 花壇苗パンジーのポット用土の軽量化
予算区分 : 県単
研究期間 : 平成8年度(平成5~9年)
研究担当者 : 篠原勇一、山本利枝子、石原俊幸
論文発表等 : なし
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