シュンギク心枯れ症の発現ステージ


[要約]
シュンギクの心枯れ症は、生長点膨大期ないし小花形成期の株に30℃の高温処理を行うと容易に発現するが、花弁形成期より以降の花芽が充分に発達した株への高温処理では、心枯れ症が発現せず発蕾株となる。
大阪府立農林技術センター・企画部・開発普及課
[連絡先]    0729-58-6551
[部会名]    野菜・花き(野菜)
[専 門]     栽培
[対 象]     葉菜類
[分 類]     研究

[背景・ねらい]
 シュンギクの心枯れ症は夏期の高温時期の栽培において多発し、生産現場で大きな問題となっている。また、この症状は収穫期が近づいた頃に多発してくることが認められているが、発現する生育ステージについては全く検討されていない。
 そこで、各生育ステージに高温処理を行い、シュンギク心枯れ症を発現させることによって発現ステージを明らかにし、効果的で省力的な対策技術の確立に役立てる。

[成果の内容・特徴]

  1. シュンギクの心枯れ症は、6~7月にかけて発生のピークを迎えることから、高温条件によって、ある生育ステージに特異的に発生する(図1)。
  2. 春まきのシュンギクを用いて、各ステージ毎に30℃の高温処理を行った結果、播種後0~42日の栄養生長期の株には全く心枯れ症は発現しないが、播種後49日の生長点膨大期の処理株には心枯れ症が発現し始め、播種後71日の処理株では心枯れ症が減少する。さらに、播種後77日経過した花弁形成期以降の処理株には心枯れ症の発現が認められず、発蕾株が多く出現する(表1)。

[成果の活用面・留意点]

  1. シュンギク心枯れ症対策技術の開発に参考となる。

[その他]
研究課題名 : 普及化技術の開発・実証研究
予算区分   : 府単
研究期間   : 平成9年度(平成8~10年)
研究担当者 : 山崎基嘉、辻 博美
発表論文等 : なし
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