キク‘秀芳の力’の11月出し直挿し栽培における挿し穂の発根促進法
- [要約]
- ‘秀芳の力’の11月出し直挿し栽培では、2℃13日間の穂冷処理を行い、IBA液剤1000倍液に6時間浸漬をした後、18℃で7日間貯蔵すると夏期の高温時でも発根が促進される。
島根県農業試験場・園芸部・野菜花き科
[連絡先] 0853-22-6650
[部会名] 野菜・花き(花き)
[専 門] 栽培
[対 象] 花き類
[分 類] 普及
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[背景・ねらい]
- キク‘秀芳の力’の直挿し栽培では、夏期の高温時に穂を圃場に直接挿し、有孔ポリフィルムでべたがけ被覆を行うため、芽腐れが多発し、発根・活着が不安定となる。そこで、挿し穂の早期発根を促し、べたがけ被覆期間を短縮することによって、芽腐れの発生を少なくし、安定した活着・生育を図る。
[成果の内容・特徴]
- キク‘秀芳の力’の11月出し作型(9/16消灯)では、2℃13日間穂を冷蔵し、IBA 液剤1000倍液に6時間浸漬(前処理)を行い、18℃で7日間貯蔵した後挿し穂(図1)すると、最長根長は長くなり、充分な根量が確保できる(表1)。
- IBA液剤の1000倍液に6時間浸漬を行い18℃で貯蔵後、挿し穂するとべたがけ期間中の芽腐れの発生が少ない(表1)。
- 前処理後、18℃で貯蔵した挿し穂では茎長が長く、節数も増加し、切り花品質に優れる(表2)。
[成果の活用面・留意点]
- べたがけ被覆期間は、遮光資材を用いてハウス内温度の上昇を防ぐ。
- IBA液剤1000倍液に6時間浸漬することによって発根が促進され、べたがけ被覆期間の短縮が図れる。
[その他]
研究課題名:キクの省力・安定生産技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :平成11年度(平成9~12年)
研究担当者:藤井正章、勝部有紀子
発表論文等:なし
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