[成果情報名]

ユズ樹勢強化のための客土及び有機物施用

[要約]ユズ栽培園地に客土及び有機物施用を行うと、樹勢の強化が図られた。また、客土には優れた収量増加及び隔年結果防止効果がみられた。有機物施用により細根量の増加がみられた。
[キーワード]ユズ、客土、有機物施用、樹勢強化、収量増加、隔年結果防止、細根量増加
[担当]徳島農林水産総技セ・果樹所
[連絡先]08854-2-2545
[区分]近畿中国四国農業・果樹
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
 ユズ園の地力低下によるユズの樹勢低下が問題となっている。そこで、地力の向上、土壌物理性等の改善のための客土及び有機物施用を行い、樹勢、収量、隔年結果性、根量等に及ぼす影響について検討し、ユズの樹勢強化、生産安定に資する。

[成果の内容・特徴]

  1. 有機物施用には収量の増加や隔年結果軽減効果はないが、客土には優れた収量増加効果及び隔年結果防止効果がある。(表1
  2. 客土にはわずかな細根量増加効果があるが、有機物施用には優れた細根量増加効果がある。(表2
  3. 客土及び有機物施用には樹勢強化効果がある。(表3
  4. 客土は土壌のpH、EC、P2 O5 及び置換性塩基(K、Ca、Mg)を低下させる。有機物施用は 逆に、pH、EC、P2 O5 及び置換性塩基を上昇させる。(表4
  5. 有機物施用による細根量の増加効果はどの有機物資材にも認められ、その効果はバーク堆肥施用でもっとも高く、次いで牛糞堆肥である。(表5

[成果の活用面・留意点]

  1. 客土は10a当たり30t、初年度1回の施用で十分効果が発揮される。
    客土用土壌には試験実施園近隣の森林土を用いたが、この場合には十分な効果が得られる。
  2. 有機物施用には完熟堆肥を10a当たり5t連年表面施用する。

[具体的データ]

表1

表2

表3

表4

表5


[その他]
研究課題名地域特産果樹の樹勢強化による安定生産技術の確立
予算区分先端技術等地域実用化研究促進事業課題
研究期間平成13年度(平成9~13年)
研究担当者森  聡、山尾正実、音井 格、津村哲宏、中西友章、河野由希、酒井正勝、竹中美香、貞野光弘
発表論文等なし

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