[成果情報名]

ブルーレースフラワーの摘心栽培

[要約]ブルーレースフラワーの晩夏~初秋播種・電照作型では、摘心栽培によって適切なボリュームの切り花が生産できる。摘心時期は本葉7~10葉展開時がよく、立茎本数を1平方メートル当たり20本程度とすると高品質な切り花が得られる。
[キーワード]ブルーレースフラワー、摘心時期、立茎本数
[担当]岡山農総セ・農試・野菜花研究室
[連絡先]0869-55-0277
[区分]近畿中国四国農業・花き
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 長日植物であるブルーレースフラワーは、無電照栽培で7~12月頃に播種すると到花日数が長く、また晩夏~初秋に播種すると必要以上に切り花長が長く、切り花重が重くなる。この傾向は電照によってやや改善されるものの、なお必要以上に切り花長が長く、切り花重が重い。このため、晩夏~初秋播種・電照作型において、適切なボリュームの切り花を生産するために摘心栽培について検討する。

[成果の内容・特徴]

  1. 摘心区の平均開花日は、無摘心区より3~11日遅くなる(表1)。
  2. 無摘心区では、必要以上に切り花長が長く、切り花重が重い。一方、摘心区の切り花長は無摘心区より20cm程度短くなり、切り花重は2分の1以下になって、適切なボリュームになる(表1)。
  3. 摘心区の茎径は無摘心区より細くなるものの、下垂度は逆に低下し、摘心区の方が硬い切り花になる。また、摘心区の側枝数は無摘心区より減少するものの、出荷時には側枝を5本程度に調整するのが一般的であるため、実用上問題はない(表1)。
  4. 摘心時期の違いによる開花日及び切り花品質の差は小さい。しかし、本葉4葉展開時の摘心では、茎数が確保できない場合があるため、本葉7~10葉展開時の摘心が適する(表1)。
  5. 1平方メートル当たり立茎数20~50本程度の範囲内では、株間及び仕立て本数が開花日、切り花長及び切り花重へ及ぼす影響は小さい。(表2)。
  6. 立茎数が多いと、側枝数が減少するものの、実用上問題はない。しかし、立茎数が多いと下垂度が高くなるため、硬い切り花を生産するためには1平方メートル当たり20本程度の立茎本数とするのがよい(表2)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 摘心後の茎の発生はあまり多くないので、1株当たりの立茎本数を4本以下として栽植様式を決めるのが安全である。
  2. 摘心は、できるだけ多くの節を残すように、茎頂部分だけを摘み取って行う。

[具体的データ]

表1

表2

図1


[その他]
研究課題名大市場向け新品目花きの探索と長期生産技術の確立
予算区分県単
研究期間1998~2000年度
研究担当者森義雄
発表論文等なし

目次へ戻る