[成果情報名]

光反射シート、紫外線除去資材によるアスパラガスのネギアザミウマの密度抑制効果

[要約]ハウス側面開放部外縁に光反射シートを敷設するとアスパラガスのネギアザミウマの密度を抑制できる。ハウスを紫外線除去フィルムで被覆するとアスパラガスのネギアザミウマの密度を抑制できるが、紫外線透過抑制ネットで被覆すると密度を抑制できない。
[キーワード]紫外線除去フィルム、光反射シート、アスパラガス、ネギアザミウマ
[担当]香川農試・病害虫担当
[連絡先]087-889-1121
[区分]近畿中国四国農業・生産環境(病害虫)
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 アスパラガスのハウス長期どり栽培では、春から秋にかけてネギアザミウマが多く発生して被害を受ける。しかし、本種に適用のある農薬がなく、防除に苦慮している。そこで、ハウスへの本種の侵入を抑制して発生量を減少させることを目的に、光反射シートの敷設、紫外線(UV)除去フィルムの被覆、紫外線(UV)透過抑制ネットの被覆による効果を検討する。

[成果の内容・特徴]

  1. 2m幅の光反射シートをハウス側面開口部の外縁に敷設すると、アスパラガスのネギアザミウマの密度を約1カ月後まで5割以下に抑制できる(図1)。
  2. ハウスを紫外線除去フィルム(波長350nm以下除去)で被覆すると、ネギアザミウマの密度を約1カ月後まで一般農ビ被覆ハウスの約5割に抑制できる(図1)。
  3. 0.75mm目合紫外線透過抑制ネット全面被覆ハウスは1mm目合ネット側面開放部被覆農ビハウスに比べてネギアザミウマの密度が高く、防除効果は認められない(図2)。これは0.75mm目合紫外線透過抑制ネットが1mm目合ネットよりネギアザミウマを多く誘引するためと考えられる(表1)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 紫外線除去フィルム、光反射シートはハウス内ですでに発生しているネギアザミウマの虫数を減少させることはできないので、発生前から使用する。

[具体的データ]

図1

図2

表1


[その他]
研究課題名園芸作物における病害虫の総合防除技術の確立
予算区分県単
研究期間1999~2000年度
研究担当者藤本伸、松本英治
発表論文等なし

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