[成果情報名]

スプレーギク新系統「キク徳島7号」の育成

[要約] スプレーギク「キク徳島7号」は、「もも風車」と「琴風車」を交雑し、得られた実生から選抜された系統「キク徳島1号」の枝変わりである。花は赤紫色の小ギクタイプで、露地栽培に適し、施設栽培も可能である。
[キーワード] スプレーギク、新品種系統、露地栽培、枝変わり、キク徳島7号
[担当] 徳島農技セ・農研・栽培育種担当
[連絡先] 電話088-674-1660、電子メール satou_taizou_1@pref.tokushima.lg.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類] 技術・普及

[背景・ねらい]
テーブルフラワー、アレンジメントフラワーとして人気の高いスプレーギクの露地栽培に適する新品種を育成する。

[成果の内容・特徴]

  1. 「キク徳島7号」は、徳島県立農林水産総合技術センター農業研究所で育成したスプレーギク「キク徳島1号」の現地栽培試験圃場で、2000年に発生した枝変わり系統である。親品種は1994年に「もも風車」を母親に、「琴風車」を父親に交配して得た実生の中から切り花品質、栽培特性を重点に選抜したものである。
  2. 「キク徳島7号」は交配親「もも風車」「琴風車」とは草姿、花容ともに大きく異なり、「キク徳島1号」とは花弁色が異なる以外は花容、草姿ともほぼ同じである。   
    「キク徳島7号」は、花弁が舌状、花色が赤紫色(No.9508)で、2次側枝が50%以上と側枝が多く、花蕾が頂部にまとまった小ギクのフォーメーションに近い(表1図1)。
  3. 6月下旬定植の露地栽培では、開花時期は11月中旬になり、切り花長は約86cm、切り花重は約60gである(表1)。
  4. 9月中旬定植の施設電照抑制栽培では、11月下旬に消灯した場合、開花時期は2月上旬になり、切り花長は約100cm、切り花重は約56gである(表2)。
  5. 露地、施設ともに栽培可能である。

[成果の活用面・留意点]

  1. 栽培適応地域は、徳島県内の温暖な地域およびそれに準ずる地域とする。
  2. 栽培は、当面は徳島県内に限る。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 主要花きの品種改良と優良種苗の育成
予算区分 県単
研究期間 1994~2003年度
研究担当者 佐藤泰三、高木和彦、大和明弘、豊永恭代、前田典子
発表論文等 品種登録出願予定

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