[成果情報名]

シュッコンカスミソウ「ニューフェイス」の開花促進に効果的な電照方法

[要約] 9月上旬定植作型において、シュッコンカスミソウ「ニューフェイス」は、摘心15日後から10日間を21時間日長とし、その後は暗期中断で管理することにより、慣行法に比べて切り花品質を損なうことなく開花を1~2週間促進させることができる。
[キーワード] シュッコンカスミソウ、開花促進、電照方法 
[担当] 広島農技セ・花き栽培研究部
[連絡先] 電話0824-29-3067、電子メールngckaki@pref.hiroshima.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]
 広島県の南部地域におけるシュッコンカスミソウ「ニューフェイス」の最も早い定植は8月下旬に行われてきたが、高温による奇形花が発生するために現在では9月上旬に定植が行われている。その結果、1番花、2番花ともに開花期が遅くなるため、開花を促進する技術が求められている。そこで、1番花の栽培において慣行に比べて、切り花品質を損なうことなく開花促進が図れる電照方法を開発する。

[成果の内容・特徴]

  1. 摘心日からの到花日数は、摘心日から電照を開始すると短くなるが、開花が不揃いとなるので、摘心15日後から開始する(図1)。また、摘心15日後から10日間の24時間日長処理で到花日数が最も短くなる(図2)。
  2. 摘心15日後から10日間を21~24時間日長にすることで、開花が促進される(表1)。
  3. 摘心15日後から10日間を21~24時間日長にし、以後を暗期中断することにより、 対照に比べて切り花長は5~7cm長くなるが、切り花重は、14~22g軽くなり、また茎径は、0.3mm~0.7mm細くなる。(表1)。
  4. 電照による奇形花の発生はない。(表1)。
  5. 摘心15日後から10日間を21時間日長にし、以後を暗期中断で電照することにより、慣行の電照方法よりもシュッコンカスミソウ「ニューフェイス」の開花促進を図ることができる(図3)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 本成果は、9月上旬に定植し、12月に開花させる作型において、最低気温10℃加温で検討した結果である。
  2. 電照コストを考慮して摘心15日後から10日間の日長は、21時間日長とする。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 多様な気象資源を活用した宿根性花きのリレー出荷作型体系の確立
予算区分 県単
研究期間 1998~2003年度
研究担当者 福島啓吾、石倉 聡
発表論文等 福島 ・石倉(2003) 園学中四支部研究発表要旨42:51.

目次へ戻る