[成果情報名]

プルーンエキス搾り粕の飼料評価

[要約] 資源循環型社会の確立の観点から、プルーンエキス搾り粕は、簡易な密閉保管により保存が容易で、ビタミン類が多く含まれており、NDF含量も高いことから乳牛用飼料としての利用が期待できる。
[キーワード]循環型社会、プルーンエキス、リサイクル、乳牛
[担当]大阪食とみどり技セ・食品・資源部・資源循環グループ
[連絡先]電話 0729-58-6551(内237)、電子メール fujitani@afr.pref.osaka.jp
[区分]近畿中国四国農業・畜産草地
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 京阪神地域において、プルーンエキス製造後に搾り粕が年間約2,000t排出されている。ごく一部は食品副原料への再利用も行なわれているが、ほとんどが廃棄(産廃業者へ委託)されている。
 そこで、地元で排出されているプルーンエキス搾り粕を牛用の飼料へリサイクルして酪農経営の活性化を図る。

[成果の内容・特徴]

  1. 材料をプラスチックドラム缶で保管して、継時的温度変化を調べた結果、発熱はなく、20 日後のpHは3.6でカビの発生や腐敗臭も全くない(図1)。
  2. プルーンエキス搾り粕は、粗繊維はチモシーなどの牧草と同程度含まれておりNDF含量が 16.8%と高い。また、ビタミンA効力として2,360IU/100g、総カロチンは4.25mg/100gを含 有し、乳牛の飼料としてきわめて有望である(表1および表2)。
  3. 一般生菌数は3×102/gで、大腸菌群やカビ類についても陰性であり、飼料利用としての取 り扱いが容易と思われる(表3)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 差別化牛乳の商品化を目指し、府内酪農場で乳牛への給与の実証試験を実施中
  2. 生粕の輸送体制の整備を検討中
[具体的データ]











[その他]
研究課題名 食品製造及び流通廃棄物のリサイクル飼料化技術の開発
予算区分 国庫補助(総合食料対策事業費)
研究期間 2001~2002年度
研究担当者 研究担当者:藤谷泰裕、西村和彦、藤田忠久、因野要一、崎元道男

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