[成果情報名]

ハーブの飼料作物としての高位栽培技術

[要約] ペパーミント、オレガノ、レモングラスを3年間連続栽培した。収量は施肥量による差がみられるが、いずれも2年目が最高で、3年目は大きく低下するため株の更新が必要である。収量・栄養価から、飼料作物としての利用が可能である。
[キーワード]ハーブ、飼料作物、収量、ペパーミント、オレガノ、レモングラス
[担当]兵庫農総セ・淡路・畜産部
[連絡先]電話0799-42-4883、電子メールOsamu_Takata@pref.hyogo.jp
[区分]近畿中国四国農業・畜産草地
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 飼料としてハーブを乳牛に給与することにより、ハーブ成分の移行した牛乳(ハーブ牛乳)が生産できる。購入ハーブは高価なため、飼料作物として栽培することにより、コスト低減が図れる。このため、ハーブ牛乳生産に適したハーブとしてペパーミント、オレガノ、レモングラスを選定し、飼料作物としての高位栽培技術を検討する。

[成果の内容・特徴]
 各ハーブとも施肥量で多肥、中肥、少肥の3区を設け、施肥量は前年11月に堆肥8kg/m2(水分約50%)を全区に、1年目作付け前4月に堆肥をそれぞれ8、4、0kg、1回目収穫後7月に化学肥料(N-P-K:13-18-6)をそれぞれ80、40、0g、2回目収穫後9月に堆肥をそれぞれ8、4、0kg施用する。作付けの株間は、ペパーミント33cm、オレガノ25cm、レモングラス50cmとする。

  1. ペパーミントのm2当たり収量は1年目10kg、2年目20kg、3年目9kgである。施肥区比較では多肥区が多い傾向である(表1)。
  2. オレガノのm2当たり収量は1年目4kg、2年目9kg、3年目4kgであり、3年目は1回目収穫後の発育が悪く、2回目収穫が出来ない。施肥区比較では、多肥区は1年目2回目収穫後の施肥で全株が死滅、中肥区もやや死滅し、少肥区が良好である(表2)。
  3. レモングラスのm2当たり収量は1年目2kg、2年目19kg、3年目9kgであり、2年目には大株となるが、3年目では死滅株が多くなり越冬率も極端に低下する。施肥区比較では中肥区がやや良好である(表3)。
  4. 栄養価は各ハーブとも比較的高く、ペパーミントの粗蛋白は14.7%である(表4)。

[成果の活用面・留意点]

  1. サイレージや乾草で長期保存ができる。
  2. 作付け初期は除草管理が必要である。
[具体的データ]





[その他]
研究課題名 ハーブ牛乳の効率的生産と消費拡大技術の開発
予算区分 受託
研究期間 2001~2003年度
研究担当者 高田 修、篠倉和己、生田健太郎

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