[成果情報名]

コーヒー皮の敷き料及び堆肥副資材としての利用技術

[要約] コーヒー製造過程で生産されるコーヒー皮は、低水分で吸水性が高い。オガクズとの比較で、アンモニア吸着性や堆肥発酵性に優れており、乳牛での敷き料及び堆肥副資材として利用できる。
[キーワード]畜産環境、コーヒー皮、牛床敷き料、堆肥副資材、吸水性、発酵性
[担当]兵庫農総セ・淡路・畜産部
[連絡先]電話0799-42-4883、電子メールOsamu_Takata@pref.hyogo.jp
[区分]近畿中国四国農業・畜産草地
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 オガクズは牛床敷き料や堆肥副資材として多く利用されているが、供給量不足から価格が高騰している。コーヒー皮は製造過程で生産され、産業廃棄物として処理される場合が多いが、高温処理で低水分のため、牛床敷き料や堆肥副資材としての利用性を明らかにする。

[成果の内容・特徴]

  1. コーヒー皮の性状は、水分含量が4.5%、保水量(コーヒー皮20gを17時間吸水させ、1時間ろ過して測定)は6ml/gと、オガクズの5ml/gより高い。
  2. 乳用牛育成ペンに10cm厚に敷いたコーヒー皮とオガクズの原物比50%ずつの混合物は、オガクズ100%と比べ2~4日目のいずれも床上のアンモニア濃度が低く、消臭効果が大きい(表1)。
  3. 簡易(ポリ桶)及び実用(深型撹拌発酵ハウス)堆肥化試験の結果、堆肥温度はコーヒー皮が高く発酵促進効果が見られ、有機物消失率や硝酸化が高い傾向にあり、副資材としても有効である(表2表3)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 現地実証試験として、乳牛以外に豚等への利用を実施している。
  2. 形状が粉末で軽く物理性に欠けるため、オガクズ等との混合使用が望ましい。
[具体的データ]






[その他]
研究課題名 家畜ふん尿処理と利用技術の確立と実証
予算区分 県単
研究期間 2001~2005年度
研究担当者 高田 修、篠倉和己、小鴨 睦、天橋一路

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