[成果情報名]

アスパラガス新品種「さぬきのめざめ」の茎葉管理技術

[要約] 「さぬきのめざめ」は第一側枝高が高いことから、茎葉の刈込みを行わず放任し、葉面積を確保することで収量を多くすることができる。
[キーワード] アスパラガス、さぬきのめざめ、茎葉管理
[担当] 香川農試・三木試験地
[連絡先] 087-898-0004、vj8554@pref.kagawa.lg.jp
[区分] 近畿中国四国農業・野菜
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
 香川県農試で育成した「さぬきのめざめ」(平成14年度成果情報)は、「ウェルカム」に比べて萌芽が早く、収量・品質が優れている。今後、本品種の栽培面積を拡大し、産地形成を図るためには、本品種に適した栽培管理技術の確立が求められている。本品種は、「ウェルカム」と比較して、第一側枝の発生位置が高い特性を持っている。そこで、立茎した茎葉の刈込み高さについて検討する。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. 夏秋芽収量は、茎葉の刈込み高さを120cm、150cm、放任と高く管理するほど多くなる。特に、秀品18g以上の太物の増収効果が高い(図1)。
  2. 処理翌年の春芽収量は、夏秋芽収量と同様の傾向が見られ、刈込み高さを高く管理するほど多くなる(図2)。
  3. 秀品18g以上の収量は、刈込み高さを高く管理するほど長期間多い水準で維持できる(データ省略)。
  4. 夏秋芽で問題となっている異常茎の発生本数は、刈込み高さを高く管理するほど多くなる(図3)。
  5. 秀品率は、茎葉の刈込みの有無や高さの違いによって差はない(データ省略)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 県下のハウス半促成長期どり栽培の作型に適用できる。
  2. 茎葉の過繁茂防止、若茎の着色促進のため、地際から50cm以下に着生した側枝は除去する。
  3. 通路側の茎葉は、内部が蒸れないように刈込み、通気性を良くする。
  4. 倒伏防止のため、支柱は高くし、ネットは3段とする。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 超早どり・高品質アスパラガスの開発
予算区分 県単
研究期間 2001~2005年度
研究担当者 大矢啓三、加藤伊知郎、松崎朝浩

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