[成果情報名]

半促成ハウスナスの養液土耕栽培による高品質・高収量化技術

[要約] 3~11月に収穫するナスの半促成養液土耕栽培では、窒素成分5.8~6.3kg/aの施肥量で収量、秀優品率が高くなり、つやなし果も少なく、肥料が効率的に利用される。
[キーワード] ナス、養液土耕、施肥量、葉柄汁液中硝酸イオン濃度、つやなし果
[担当] 愛媛農試・栽培開発室
[連絡先] 089-993-2020、yoshida-takashi2@pref.ehime.jp
[区分] 近畿中国四国農業・野菜
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 愛媛県には3月~11月に収穫するハウスナスが、伊予市を中心に約26haで栽培されているが、連作に伴う土壌への塩類集積や肥料成分バランスの不均衡を生じ、作柄が不安定となっている。
  そこで、養液土耕栽培を導入することによって、塩類集積の解消、高品質安定多収が得られる効率的な肥培管理技術を検討する。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. 窒素施用量は土耕栽培よりも21%少ない6.2kg/aで、土耕栽培より10%程度の増収が期待できる(表12)。
  2. 養液土耕栽培は、施肥窒素が効率的に利用されており、土壌中無機態窒素量は、土耕栽培よりも著しく減少させることができる(表1)。
  3. 高温期の秀品率を低下させるつやなし果は、養液土耕栽培で発生割合が少なくなる(表2)。
  4. 葉柄汁液中硝酸イオン濃度(展開第3葉)は気象条件や着果状況により変動が見られ、その濃度は4,000~8,000ppmである(図1)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 定植から活着までは、手がけで給液する。
  2. 給液量は、土壌水分がpF1.8~2.2になるよう調節する。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 施設野菜養液土耕栽培技術確立試験
予算区分 県単
研究期間 2001~2004年度
研究担当者 吉田 孝、東 善敏、才木康義、大森誉紀

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