[成果情報名]

カーネーション1100品種のデータベース

[要約] 1985年から2001年の間に栽培した品種、スタンダードタイプ442品種、スプレータイプ657品種の名称、画像、タイプ、色、早晩性、収量性などをデータベース化する。これにより農家経営や育種などの研究目標に適した品種選定資料として活用できる。
[キーワード] カーネーション、品種、データベース
[担当] 兵庫農総セ・淡路
[連絡先] 0799-42-4881、masahito_yamanaka@pref.hyogo.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
 品種の歴史、変遷を明らかにするとともに、現在の生産現場や研究における品種選定の指針とするため、1985年から2001年の16年間にわたり淡路農業技術センターで品種比較試験として栽培した品種、スタンダードタイプ442品種、スプレータイプ657品種の画像および特性をデータベース化する。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. 特性はスタンダード、スプレーのタイプ別に、名称を50音別に、色は単色と複色のそれぞれ赤、ピンク、白、黄、紫、その他(緑、茶など)の6色(日本園芸植物標準色票に基づく)に、早晩性は極早生、早生、中生、晩生、極晩生の5段階に、収量は1作(11か月)3.3m2当たり「100本以上」から「1000本以上」の間で10段階に、それぞれ分類し、品種の検索ができる(図1)。
  2. 画像は花形、花色がわかるような形で、すべての品種について掲載し、ワークシート上の品種名をクリックすることにより、瞬時に見られる(図2)。
  3. データベースには普及が進んでいるマイクロソフト社の表計算ソフト「エクセル」を使用しているので、多くの人が容易に利用できる。CD-ROM化しているので安価に入手できる(図1図3)。
  4. 例えばデータベースの解析からは以下のことがわかる。スタンダードではピンクが1986年には約60%であったが以後減少傾向にある。一方1986年にはなかった紫やその他の色、複色が1991年以降には見られ、特に複色は時期を追う毎に増加している。スプレーでは1986年は赤、ピンクが全体の70%を占めていたが、以後減少にともない黄色や複色が増加している。このようにいずれのタイプも品種の多様化がうかがえる(図4)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 農家経営目標あるいは研究目標に適した品種選定のための指針として活用できる。
  2. 花形、花色、早晩性、収量性などの特性を考慮した育種のための資料として活用できる。
  3. 希望者の問い合わせに応じて配布する。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 淡路地方の園芸品種栽培試験(カーネーションの品種比較)
予算区分 県単
研究期間 1985~2001年度
研究担当者 山中正仁、宇田 明、岩井豊通、小山佳彦、福嶋啓一郎

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