[成果情報名]

リモニウムの苗冷蔵処理による促成栽培(12~3月出し)技術

[要約] リモニウムの品種「スーパーレディ」は、1500ルクス・16時間日長の電照を行った5℃の冷蔵庫で35日間の低温処理を行えば、9月下旬~10月下旬定植で12月下旬~3月下旬に開花させることができる。
[キーワード] リモニウム、低温処理、開花調節、電照
[担当] 香川農試・花き担当
[連絡先] 087-889-1121、jy4522@pref.kagawa.lg.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
 リモニウムの一季咲き性品種「スーパーレディ」は催花に一定期間の低温遭遇が必要であるため、出荷期間は4月~6月に限られており、周年を通した出荷技術の開発が求められている。そこで、品薄となる12月~3月にかけて出荷するために、低温処理による開花調節技術を開発する。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. 40日間養成した「スーパーレディ」のポット苗は5℃に調節した冷蔵庫で35日間以上の低温処理を行うことにより催花することができる(表1)。
  2. 低温処理は1500ルクス・16時間日長となるように電照を行えば、株傷みや枯死を防止することができる(表2)。
  3. 低温処理後、9月下旬~10月下旬に定植すると、12月下旬~3月下旬に開花させることができ、従来の加温促成栽培や無加温栽培と組み合わせることで12月下旬~6月にかけて安定的に出荷することが可能である(図1)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 低温処理の効果は品種によって異なり、「スーパーレディ」以外の品種を用いる場合、予め、その品種に適した処理温度・期間を調査する必要がある。
  2. 定植後の高温遭遇は低温処理の効果を消失させるため、瀬戸内海沿岸では平均気温が25℃以下となる9月下旬以降に定植する。
  3. 低温処理中の電照には蛍光灯(白色)を用い、苗との距離は10~15cm程度とする。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 シュッコンスターチスの栽培技術に関する試験
予算区分 県単
研究期間 2000年度~2002年度
研究担当者 瀬尾龍右
発表論文等 瀬尾(2001)園学中四支部研究発表要旨40:39

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