[成果情報名]

ラークスパーの育苗土としてのパーライト及びバーミキュライトの粒径

[要約] ラークスパーの育苗土の基材に、粒径1~3mmのパーライトあるいはバーミキュライトを用いると、ラークスパーの出芽率が高まる。また、この育苗土では、ラークスパーの苗の徒長が抑制され、胚軸長も揃う。
[キーワード] デルフィニウム、ラークスパー、出芽、育苗土
[担当] 岡山農総セ・農試・野菜・花研究室
[連絡先] 0869-55-0277、yoshio_mori@pref.okayama.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 ラークスパーの育苗では、出芽時期が揃わないために生育の揃いが悪くなる場合や出芽率が低いために必要な苗数が得られない場合がしばしばある。特に、育苗土が過湿になると起こりやすいが、かん水だけで育苗土の水分を適切な条件に調整することは困難である。そこで、十分にかん水しても出芽が安定する育苗土を開発する。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. 18℃、全暗の恒温器を用いた出芽環境では、育苗土の基材を粒径1mm以下のパーライトあるいはバーミキュライトとすると、ピートモスの添加率によってはラークスパーの出芽率が著しく低くなる。しかし、粒径1~3mmでは、ピートモスの添加率に関わらず出芽率が高くなる(図1)。
  2. 15℃設定の冷房育苗施設を用いた育苗では、育苗土の基材を粒径1~3mmのパーライトあるいはバーミキュライトとすると、ピートモスの添加率に関わらず、慣行育苗土と同等以上の出芽率が得られる(図2)また、胚軸は徒長せず、そのばらつきも小さい(図3)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 粒径1~3mmのパーライトだけで作成した育苗土では、苗の根鉢が崩れやすく、慣行育苗土に比べて多くの定植時間を要する。また、苗の生育もやや緩慢である。このため、実用化に当たっては育苗土の固化などの処理が必要と考えられる

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 ラークスパー優良系統の育成と採種・育苗技術の確立
予算区分 県単
研究期間 2002~2004年度
研究担当者 森義雄、神谷美穂

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