[成果情報名]

ペーパーポットによるトルコギキョウの省力的育苗技術

[要約] トルコギキョウの育苗培地1Lに窒素成分を0.4g~0.6g添加すると育苗中に追肥を行わなくても30~40日で定植可能な苗に生育する。また、育苗容器を2cm角のペーパーポットにすると定植時間が200穴セル成型トレイの61%~65%に短縮できる。
[キーワード] トルコギキョウ、肥料、ペーパーポット、省力化
[担当] 広島農技セ・花き栽培研究部
[連絡先] 082-429-3067、ngckaki@pref.hiroshima.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 トルコギキョウでは自家育苗による生産が広く行われているが、育苗の失敗による採花率や切り花品質の低下が問題となっている。そこで、育苗と若苗定植が簡易に行えるペーパーポットを利用した省力的育苗技術を開発する。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. トルコギキョウの苗は、育苗培地1Lに対して緩効性の肥料を窒素成分0.4gまたは0.6g施用することにより、育苗期間中に追肥を行なわなくても優れた品質となる(表1)。
  2. 開花株率および切り花品質は、育苗容器に2cm角のペーパーポットを用いても200穴セル成型トレイと同等であるが、1.5cm角では開花株率が低下する。
  3. 2cm角のペーパーポットの定植時間は、200穴セル成型トレイより61~65%に短縮でき、定植作業の快適感も高い(表3)。
  4. 苗の調整および定植作業において培地の崩壊がないため(データ省略)、若苗定植も可能である。
[成果の活用面・留意点]
  1. 「エースホワイト」を供試し、ロゼット化防止のために種子低温処理を行い、その後に播種・育苗した成果である。
  2. 育苗培地に添加する緩効性肥料は,超微粒(粒径1~1.5mm)の被覆燐硝安加里粒を用いる。
  3. 肥料無添加の育苗培地に対して基肥としての施肥量を検討した成果である。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 多様な気象資源を活用した宿根性花きのリレー出荷作型体系の確立
予算区分 県単
研究期間 1999年度~2003年度
研究担当者 福島啓吾、石倉聡

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