[成果情報名]

秋冬季におけるトルコギキョウのブラスチング防止に及ぼす日長の影響

[要約] トルコギキョウの10~11月出荷作型では、18時間以上の日長により開花が促進され、ブラスチングの発生を軽減できる。
[キーワード] トルコギキョウ、長日処理、ブラスチング
[担当] 広島農技セ・花き栽培研究部
[連絡先] 082-429-3067、ngckaki@pref.hiroshima.jp
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 トルコギキョウは、八重咲きの優良品種の育成が進みつつあるが、秋冬季にはブラスチングが発生するために小花数が減少し、開花期の遅れや切り花品質の低下が大きな問題となっている。そこで、日長がブラスチング防止に及ぼす影響を明らかにする。
[ 成果の内容・特徴 ]
  1. 自然日長条件下では、定植日が遅いほど小花数が減少し、ブラスチング小花数が増加するため、ブラスチング小花率は、定植日が遅いほど高くなる(図1)。
  2. 自然日長に比べて、18時間以上の日長ではやや小花数が増加し、また長日処理を行うとブラスチング小花数が減少するため、ブラスチング小花率は、長日処理により低下する(図2)。
  3. 開花促進効果は、いずれの定植日でも長日処理による効果が高く、15時間日長に比べて18時間日長で優るが、18、21および24時間日長では明らかな差はない(図3)。
  4. 長日処理を行っても、定植日が遅く、開花日が遅くなるほどブラスチング小花率が高くなる(図3)。12月以降に開花するでは切り花の小花数を確保する効果はない(データ省略)。
  5. 10~11月に出荷する作型では、18時間日長で管理することで自然日長に比べて開花を促進し、ブラスチングの発生を軽減できる。
[成果の活用面・留意点]
  1. 白色八重咲きの「エースホワイト」を用い、10月2日から最低夜温15℃で管理した成果である。
  2. ロゼット化防止のために種子低温処理や苗冷蔵処理を行う。

[具体的データ]


[その他]
研究課題名 多様な気象資源を活用した宿根性花きのリレー出荷作型体系の確立
予算区分 県単
研究期間 1999年度~2003年度
研究担当者 福島啓吾、石倉聡
発表論文等 福島・小畠(2004)園学雑73(別2):626

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