[成果情報名]

裸麦「マンネンボシ」の刈取り時期による品質変動

[要約]裸麦は刈取りが早いと、硝子率は高く硬くなり、精麦白度は劣る。刈取りが遅くなると容積重が低下する。品質低下を防ぐには、裸麦「マンネンボシ」は穂首の曲がった穂の割合が20%程度の時から刈取りを開始する。
[キーワード]ハダカムギ、マンネンボシ、刈取り時期、硝子率、精麦白度、容積重
[担当]愛媛農試・栽培開発室
[連絡先]電話番号 089-993-2020、電子メール kimura-hiroshi@pref.ehime.jp
[区分]近畿中国四国農業・作物生産(冬作)
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
 裸麦の実需者ニーズのひとつとして、品質の高品質化・均質化があげられるが、裸麦の品質は刈取り時期によって大きく左右される。裸麦は、雨による品質低下を避けるため、収穫適期に速やかに刈取る必要がある。裸麦の刈取り開始時期の目安としては、穂首の曲がった穂の割合がイチバンボシでは40~50%、ヒノデハダカでは70~80%に達したときとされている。
 そこで、裸麦の刈取り時期と品質との関係について検討するとともに、「マンネンボシ」の刈取り開始時期について検討する。
[成果の内容・特徴]
  1. 裸麦の刈取りが早いと硝子率は上昇し、麦粒は硬くなるとともに、60%搗精時の精麦白度は低下する(図1図2)。
  2. 刈取りが遅くなると、硝子率は低下し、精麦白度は高くなるが、雨にあたると容積重は小さくなる(1、図2図3)。また、精麦時の割粒が増加し、精麦品質は劣る(図2)。
  3. 「マンネンボシ」は、成熟時の穂首の曲がりが発生しにくく、穂首の曲がった穂の割合が20%程度の時には子実水分が20%以下に低下しているため、刈取り開始時期をイチバンボシやヒノデハダカより早める必要がある(図4)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 施肥量は10a当たり窒素成分で基肥7kg、中間追肥2kg(出穂60日前施用)、穂肥3kg(出穂30日前施用)とする。

[具体的データ]

[その他]
研究課題名裸麦有望系統安定生産技術確立試験
予算区分その他受託(ブランド・ニッポン)
研究期間2003~2005年度
研究担当者木村 浩、住吉俊治、下田かおり

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