[成果情報名]

クリ「ぽろたん」の果実を生に近い状態で剥きクリにする方法

[要約] 「ぽろたん」の果実を生に近い状態で剥きクリにするためには、予め果実の座に果肉に達する十字の切れ目を入れ、沸騰した湯で2分間ゆでるか、十分上がった蒸気で2分間蒸し、指で剥皮する。
[キーワード] クリ、ぽろたん、剥皮、ゆで、蒸し
[担当] 山口農技セ・農業技術部・園芸作物研究室・果樹栽培グループ
[連絡先] 電話 083-927-0245
[区分] 近畿中国四国農業・果樹
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]
 「ぽろたん」の剥皮方法は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所において電子レンジやオーブンで加熱して剥皮する方法が開発されている。さらに簡易で一度に多くの処理ができる方法として、ゆでる方法と蒸す方法について検討し、今後のクリ加工品開発への資とする。
[成果の内容・特徴]
  1. 果実には指で剥皮できるように、予めナイフ等で座に果肉まで達する程度の切れ目を入れておく(図1)。
  2. 果実を1分間沸騰した湯でゆでること、十分上がった蒸気で1分間蒸すことにより、鬼皮は剥皮できるが、渋皮は剥皮できない。2分間または3分間ゆでること、蒸すことにより鬼皮、渋皮とも剥皮できる。2分間と3分間の処理では1果当たりの剥皮時間にほとんど差がないので、果肉に変色した部分の少ない2分間が良い(表1図2)。
  3. 果実をゆでるまたは蒸す方法は、慣行の包丁による鬼皮と渋皮を剥く方法に比べて、剥皮時間が16~19%に削減できる(表2)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 新品種等の剥皮検定にも利用できる。
  2. これらの手法を活用すれば、一度に多量の剥皮が可能である。
  3. 2分間ゆでる方法では、品種によっては(「林甘栗」、「国見」、「人丸」、「筑波」、「銀寄」、「石鎚」、「岸根」)指で鬼皮は剥けるものの、渋皮は全く剥けないものもある。

[具体的データ]

[その他]
研究課題名 「ぽろたん」の剥皮方法の検討
予算区分 県単
研究期間 2006~2007年度
研究担当者 杉本健治

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