[成果情報名]

機械摘み覆い下茶園における点滴施肥の効果

[要約] 点滴施肥法は、機械摘みの覆い下茶園において、年間窒素施用量を4割削減しても、慣行の施肥法と比べて、一、二番茶ともに収量、品質が維持向上する技術である。
[キーワード] 点滴施肥、機械摘み、覆い下茶園、施肥削減
[担当] 京都茶研・栽培課
[連絡先] 電話 0774-22-5577
[区分] 近畿中国四国農業・茶業
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]
 点滴施肥法は、自然仕立ての手摘み茶園において施肥削減効果が認められており、年間窒素施用量を削減しても収量、品質を維持向上できる有効な技術として、導入茶園が拡大している。そこで、一、二番茶を摘採し、施肥体系の異なる機械摘みの覆い下茶園において、年間窒素施用量45kg/10aを点滴施肥で行った場合の効果を、年間窒素施用量75kg/10aの慣行の施肥法と比べて明らかにする。
[成果の内容・特徴]
 
  1. 点滴施肥を行う(表1)と、年間の窒素施用量を4割削減しても、土壌採水液のアンモニア態及び無機態窒素濃度は、慣行施肥と比べて秋期ではほぼ同等に推移し、春期以降は、常に高い値で推移する(図1)。
  2. 収量は慣行施肥と比べて、一番茶では多く、二番茶ではほぼ同等になる(表2)。
  3. 製茶品質は慣行施肥と比べて、一番茶では優れ、二番茶では内質がほぼ同等になる(表2)。
  4. 荒茶の全窒素及び遊離アミノ酸含有率は慣行施肥と比べて、一、二番茶ともに高くなる(表2)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 夏期の干ばつ時には、液肥の濃度が高いと根が濃度障害を受けやすいので、液肥の濃度は150mg/L以下とし、かん水効果を上げるために、施用回数を増やす必要がある。

[具体的データ]

[その他]
研究課題名 点滴施肥による茶園施肥体系の確立
予算区分 府単
研究期間 2004~2006年度
研究担当者 神田真帆、上田真也、原田和也

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