[成果情報名]

ブプレウルムの成苗率向上技術

[要約] ブプレウルムの種子は、播種後3日間を無灌水で管理し、その後に十分灌水すると出芽率が向上する。 また、最大容水量の小さい育苗土と種子の湿潤低温処理を組み合わせると成苗率が80%以上と高くなる。
[キーワード] ブプレウルム、最大容水量、灌水、出芽率、成苗率、湿潤低温処理
[担当] 岡山農総セ・農試・野菜花研究室
[連絡先] 電話086-955-02777
[区分] 近畿中国四国農業・花き
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]
 ブプレウルムの栽培では、成苗率の低さが問題となっていたが、これまでの研究で、種子に 湿潤低温処理を行うと、成苗率が高くなることが明らかとなっている。しかし、湿潤低温処理を行った種子を 用いても、成苗率が十分でない場合があり、問題となっている。この原因と考えられる土壌水分量の影響を 検討し、実用的な出芽率向上技術を開発する。
[成果の内容・特徴]
  1. 湿潤低温処理(流水下で一晩吸水させ、湿潤状態のまま2℃で20日間低温処理を行う)を行った直後の 種子を育苗土に播種し、播種から3日間無灌水とした後に灌水すると出芽率が高くなる (図1)。
  2. 最大容水量の小さい育苗土ほど出芽率が向上する傾向にあり、成苗率が高くなる。この際に、種子への 湿潤低温処理を組み合わせると成苗率がより高くなる(表1)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 育苗土は、工場出荷時に含水率20%程度に調整されたもの(愛菜2号など)で、新しいものを用い、 播種後は含水率が極端に低下しないように被覆などの対策を行う。
  2. 夏期高温時に採種した発芽率の高い種子を用いることが望ましい。
  3. 湿潤低温処理を行った種子は、成苗率が高まるため、これを用いるのが望ましい(「近畿中国四国 地域における新技術7」参照)。
  4. 発芽適温は15~20℃であり、播種後の気温が高いと出芽揃いが悪くなる。

[具体的データ]

[その他]
研究課題名 ブプレウラムのスムーズな生育促進技術の開発
予算区分 県単
研究期間 2006~2008年度
研究担当者 土居典秀、中島 拓

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