四国農業試験場 地域基盤研究部 環境管理研究室 [連絡先]0877-62-0800 [部会名]生産環境(土壌肥料)・傾斜地 [専門]環境保全 [対象] [分類]研究
近年、耕作放棄などの管理の粗放化に伴い、排水路の埋没などにより圃場に外部から水が流入して土壌侵食が進行している。ここでは、外部の影響のない農地(USLEの対象とする農地)のみではなく、斜面に連続した農地集団の農地の土壌侵食を評価するために、USLE型の式に流入水の項を加えた侵食評価式を作り、実態との適合性を検討した。
A=I・K・[E・{ L・S・C ・P・rn+ L’・S’・C’・P’・(1-rn )}+fa・m・g・h・C ・P]
A:浸食土量 R:降雨計数(=E・I) E:降雨の運動エネルギー I:降雨強度 K:土壌係数 L:傾斜長係数
S:傾斜角係数 C:作物係数 P:保全係数
fa:圃場外部からの流入水の程度を表す係数 m:圃場面積あたりの、外部から流入する地表流出水量
g:重力加速度 h:圃場の上下の標高差 (降雨量、集水面積、比高に依存する)
rn :傾斜部分割合(傾斜畑ではrn=1 、田面が平らな棚田では、法面割合がrn、田面割合が1-rnとなる。)
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注)L,S,C,Pは傾斜部分の値で、L’,S’,C’,P’は平らな田面部分の値である。