ヤマモモの樹形仕立て法とせん定方法
- [要約]
- ヤマモモの隔年結果防止のための樹形仕立て法とせん定時期、方法を検討した。仕立て方法は開心自然形がよく、せん定時期、方法としては3月下旬に亜主技別交互せん定を行うと隔年結果が少ない。
高知県農業技術センター果樹試験場・常緑果樹科
[連絡先]0888-44-1120
[部会名]果樹
[専門]栽培
[対象]果樹類
[分類]普及
- [背景・ねらい]
ヤマモモは放任栽培が多く、そのことが早期成園化の遅れや、隔年結果を助長していると考えられる。そのため、幼木での樹形仕立て方法、成木でのせん定方法について検討した。
- [成果の内容・特徴]
- 誘引を行うことで樹容積は早期に拡大し、結果樹齢は短縮される。
- 開心自然形、杯状形樹は、放任樹に比べ熟期が2日はど早くなり、手採取果実(青果販売可能)の割合が高くなる。
- 累積収量では放任樹が勝るが、開心自然形樹は隔年結果性が少なくなる。
- 成木のせん定は3月下旬に行う。
- せん定の方法は亜主技単位で捜を2分割し、半分の亜主技上の側枝をすべて切り返す亜主技別交互せん定とする。
(図1) 樹形仕立て法と樹高、樹容積の変化 (図2) 樹形仕立て法と果実の収穫数 (図3) せん定期と果実の収量
- [成果の活用面・留意点]
- 誘引するときは技が折れやすいので分岐部を結束してから誘引する。
- せん定は表年の春から行う。
- 樹全体に側技の切り返しを行う通常のせん定方法では切り返した側杖から発芽せず、枯死する場合がみられる。
[その他]
研究課題名:ヤマモモの着果安定技術の確立
予算区分 :国補(地域重要)
研究期間 :平成2年~平成6年
研究担当者:田中満稔、谷岡英明、青木俊和、五百蔵茂
発表論文等:なし
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