ヤマモモの環状剥皮逆さ接ぎによる着果促進技術

[要約]
結果樹齢に達するのが遅いヤマモモ着果促進技術を開発した。技術の内容は6月下旬~7月上旬にガムテープを利用した環状剥皮逆さ接ぎをすることにより、勘弁、確実に逆さ接ぎが行え、着花数が増加する。
高知県農業技術センター果樹試験場・常緑果樹科
[連絡先]0888-44-1120
[部会名]果樹
[専門]栽培
[対象]果樹類
[分類]普及

[背景・ねらい]

ヤマモモは結果樹齢に達するのが遅く、最も早い品種でも5年程度かかり亀蔵では8年以上かかるのが通常である。そのため、早期成園化が難しく、このことがヤマモモの園地裁培化が進まない一因となっている。
そのため、環状剥皮逆さ接ぎ等による着果促進技術の開発に取り組んだ。

[成果の内容・特徴]
  1. 処理する品種は結果樹齢に達するのが遅い、亀蔵、広東とし、4年生以上になってから行う。(表1表2
  2. 処理時期は6月下旬~7月上旬とする。
  3. 処理方法は環状剥皮逆さ接ぎとし、その手順は下記の通りとする。(図1
     1)ガムテープを主幹に巻く。
     2)ナイフでガムテープ上に垂直の切れ目を木部まで2本いれる。2本の間隔は幹周の1/5程度とする。
     3)ナイフでガムテープの縁の上下に木部まで切り込みを入れる。
     4)樹皮をはぎ取り上下を入れ替えて、主幹の切り取った部分にはめる。
     5)ビニールテープで処理部を結束する。
[成果の活用面・留意点]
  1. 樹勢の衰弱した樹には処理しない。
  2. ガムテープは貼ったままで処理するほうが、樹皮が割れなくて、きれいに癒合する。

 [その他]
 
研究課題名:ヤマモモの着果安定技術の確立
予算区分  :国補(地域重要)
研究期間  :平成2年~平成5年
研究担当者:田中満稔、谷岡英明、青木俊和、川上幹男
発表論文等:なし
 
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